ミツバチにハチミツ

アカリンダニに感染したミツバチ群(12月12日記事参照)は、お昼になると出てくるものの、飛べなくて地面をうろつくものが現れました。また飛べる個体も巣箱から数mくらいまでしか飛んでいきません。これでは餌不足になるだろうと思い、この時期に砂糖水をあげてもよいか師匠に電話で尋ねたところ、水1:砂糖1.5と、濃い目にするのがよいとのことでした。
「それならハチミツあげてもよいですか?」と聞いたら、この時期なら他の虫がいないから大丈夫とのこと。
そこでハチミツが体につかないで食べられるよう、牛乳瓶の蓋を並べたセットを作りました。ハチミツは、この群から7月に採取したものです。

風で飛ばないように2つ分を巣の中に突っ込んだところ、すぐに気づいて舐め始めました。

30分もしないうちに空になりました。

こんな感じで舐めてました。

食後の様子を観察したところ、ハチミツをあげる前よりも遠くまで飛んで行ってました。少しは元気が出たようです。
ニホンミツバチの飼育を始めてからは下記のように、毎年アカリンダニに感染した群が崩壊しています。

2020→2021年の越冬:1群越冬、アカリンダニに感染し3月4日に全個体の死亡を確認。
2021→2022年の越冬:1群越冬、アカリンダニに感染し3月6日に全個体の死亡を確認。
2022→2023年の越冬:2群越冬、1群がアカリンダニに感染し3月4日に全個体の死亡を確認。
2023→2024年の越冬:2群越冬、1群(昨年、感染せずに越冬した群)がアカリンダニに感染。4月8日に1個体の出入りを確認したが、4月13日に出入りがないので中を確認したらハチはいなかった。

今回の越冬こそ、まだ感染していない幼虫が春まで生き残って、崩壊を回避してほしいものです。