13歳になる柴犬のクリは体毛が薄くなり、1ヶ月前には散歩中に目立つほど震えるようになりました。下の写真は11月21日の状態です。
11月26日に毎月の定期健診で獣医さんにそのことを伝えると、血液検査でいつも甲状腺ホルモンが低めなので、甲状腺ホルモン剤を服用してみてはどうかと提案されました。処方されたのはチラージンS錠です。
ヒトの甲状腺ホルモン剤で、成人で25~400μgを1日1回服用する薬ですが、クリには100μg剤を朝・夕飲ませるようにとのことでした。
効果てきめん、12月4日には夕方の散歩をいつもより長く歩きたがり、7日は18時過ぎと寒くなってから散歩に出ても全く震えません。13日には200m以上ノンストップで走ってしまいました。
今日の健診でそれを伝えると、走り回って持病の腰痛が悪化するのはよろしくないとのことで、朝だけ服用することになりました。
下の写真は今日のクリの状態です。毛が元通りになり、色も黒味がほとんど無くなりました。
ヒトでも甲状腺ホルモンが少ないと疲労感・寒がり・動作緩慢など、1ヶ月前のクリと同じ症状が出るそうです。
クリもそうでしたが、ヒトでもこういった症状が高齢になって出てくると加齢が原因と考えがちだと思います。
犬の場合、一般的な血液検査で甲状腺機能低下症か見当がつくようです。
ヒトの場合、見過ごされることが多いようです。