青森県で記録的な大雪になっていて、県は「12年ぶり」に豪雪対策本部を設置したそうです。ということは12年前にも今回並に降っていたということですね。ここ数年の猛暑で地球温暖化を実感するところですが、降雪量については温暖化の影響度は分かりにくそうです。実際、気象庁は「年最深積雪には、統計的に有意な変化傾向は見られない」としています。
青森県庁がある青森市の20年以上前の広報に、「青森市は世界一の豪雪都市」との記事がありました。
雪の元となる水蒸気が日本海から供給されるので、秋田市や新潟市の方が降雪量が多いイメージがあったのですが、青森市の方がはるかに多いのですね。歩道に積もっている壁のような雪も、今夜報道されたのと同じくらいの高さに見えます。
ただし20年前より過疎化・高齢化が進んでいるでしょうから、除雪作業は当時より大変になっているのかもしれません。能登半島地震の復興がなかなか進まないのも過疎化・高齢化が一因との指摘があります。
石破首相の年頭記者会見で表明された「令和の日本列島改造」、こういった問題の具体的な解決には結びつかないように思いました。