青森県などの豪雪地帯では今回の「最強寒波」の大雪で、雪おろし中の死亡事故が発生しています。
小学校、中学校を過ごした大阪では、冬はいつも晴れ。池で氷が張ったら取り合いになり、雪でも降ろうものならフロントガラスの雪を大切に集めるという感じだったので、高校2年でアメリカのマサチューセッツ州に行ったときには雪ノイローゼになりました。冬なのに青空ではない、かつ、半端ない大雪!移動中の車が雪で閉じ込められる死亡事故も、何度か報道されていました。
2015年には私がいた頃の積雪記録が抜かれたと報道されていました。
こんな豪雪地帯ですが、雪おろしなんて全く見ませんでした。屋根からいきなり雪が落ちて死亡、という報道も聞きませんでした。
マサチューセッツ州はニューイングランドの一部で、住んでいたBedfordの住宅は、ほぼ全てコロニアル様式でした。
屋根が急勾配なので、雪はつもらずにすぐに落ちてきます。つくばにある自宅も急勾配の屋根で、降った雪はすぐにベランダまで落ちて、ベランダでたまっています。コロニアル様式の家はベランダなぞないので、雪はどこにもたまらずに落ちてきます。
日本でも合掌作りが、雪がたまらずに落ちるよう急勾配の屋根です。「雪おろしで死亡」という報道を聞くにつけ、昔から豪雪地帯なのに、なぜ合掌造りが広まらなかったのか、もしくは屋根を急勾配にする工夫ができなかったのか不思議でなりません。