ネオニコチノイド系殺虫剤が田畑にまかれて粒子に吸着するとは考える人がいても、それが溶けて雨にも検出限界以上に含まれると考える人はあまりいないだろうと思って、博士課程の学生さんの課題にしました。
昨年8月に国際誌に投稿したところ、短報にしろとの査読が返ってその通りにしたら、今度は長くしろと理不尽な扱いでした。
とにかく1本受理されていないと学位がとれないので、生態学者が多い日本の学会の英文誌に投稿し直したら、即リジェクトになりました。この学会には価値がわからないのだろうと化学分析やっている方が多い国内英文誌に出したら、3ヶ月経ってもまだ査読が返りません。
そうこうしているうちに、トルコの雨でネオニコチノイド系殺虫剤を含む農薬を分析した論文が発表されてしまいました。
相当悔しく思ったのですが、当の学生さんは全く気にしていないようです。。