カルトにつけこまれないために

地下鉄サリン事件の実行犯として死刑になったオウム真理教信者の中には、東大や京大を含む理工系の方も多くいました。2022年に書かれた下記記事は「高学歴・理系エリートがカルトにハマる意外な訳」として「例えば『なぜ人を殺してはいけないのか』は論理で完璧に説明できない『規範』である。理系的に考えようとすると、そういった『規範』に関わることが説明できず、心の中に空白地帯が生じてカルトにつけこまれやすくなる」と説明していました。

5日前に、東大理学部物理出身で死刑になった豊田亨氏の友人だった伊東乾氏は「理系もエリートも関係ない。誰だった騙されるリスクがある。」と投稿していました。

きっかけは「カワイイ系の女子にアンケートの協力をお願いされた」といった日常的なものだったそうです。
オウム真理教と出会ったときは40歳の医師だった林郁夫氏の場合は「カルトにハマる」説の方が近い気がしますが、大学入学前後の若者世代には、「普通に見える段階で早期発見して元から絶つ」との伊東氏のメッセージが伝わってほしいと思います。