研究でフィリピンのミンダナオ島に通っていた時期があり、とても居心地のよい所なので定年後はここに住むのもありかと考え、東南アジアの不動産情報メルマガを配信してもらっています。
今回のミャンマーの地震では、遠く離れたタイのバンコクで建築中の高層ビルが倒壊しました。地震が起こらないと考えて規制が無かったのではなく、下記資料の5ページによると、バンコクは「地震が発生した際に、建築物が中程度の影響を受ける可能性があるエリア」に指定され、最大許容応力値を使用することとされています。
https://www.iibh.org/kijun/pdf/Thailand_202501_%E6%9C%AC%E6%96%87.pdf
ただしメルマガによると、法律を遵守しているかどうかは分からないそうです。今回の地震でも規制違反の疑いが浮上しているようです。
倒壊まで至らなくとも、危険であるとの理由で立ち入り禁止になっているコンドミニアムもあるようです。
このためバンコクでは高層コンドミニアムの賃貸解約が増え、多くの人が低層のコンドミニアム、もしくは戸建てに引越しているようだと書かれていました。
それが正常な感覚だと思うのですが、なぜか東京では埋立地などの軟弱地盤にタワマンが建ち、下記のように「木造の戸建てより安全」との主張もあります。
倒壊しないまでも、高層階がどれほど揺れるか、今回のバンコクでの映像から想像できますよね。