愛知県犬山市で自衛隊機が墜落した事故では当初から、行方不明になった2名の搭乗員を「捜索」していると報道されていました。埼玉県八潮市で道路が陥没し、トラック運転手が行方不明になった事故では、発生から3ヶ月近く経っても「捜索」ではなく「救出」としていました。
トラック運転手親族の心情を配慮した報道だとすれば、自衛隊員の親族には配慮しないでいいのか?と思っていたところへ、本日19時のNHKニュースで中谷防衛大臣が、「『搭乗員らしきもの』を発見・収容した」と発言していました。
いくら何でもこの表現はヒドイだろうと憤慨していたところ、案の定、1時間後に会見をやり直して謝罪したそうです。
「家族の思いに配慮したが故の表現」と弁解していますが、それなら事故直後から「捜索」を使う報道に「救出」を使うよう要請するハズです。恐らく自衛隊自身が「『捜索』活動を行っている。」とマスコミに伝えたのでしょう。そういった姿勢が今回の中谷防衛省の不適切発言につながったのだと思います。
悲惨な事故が起こっただけでなく、それに対して身内がどう対応したかで、自衛隊志願者が激減するのでは?