2023年に当時の岸田総理が「今年を『資産所得倍増元年』とし、『貯蓄から投資へ』のシフトを大胆かつ抜本的に進める」と宣言、2024年には新NISAが始まり投資への関心が高まってきた矢先に、冷や水を浴びせた「証券口座の乗っ取り被害」。
NHKの報道では、「なりすましメール」にあったリンクから証券会社(実はニセモノ)にアクセスし、入力したIDとパスワードを盗み取られた例が紹介されていました。
この記事の下の方に、1月からの不正取引の月別件数がグラフ化されています。4月に急増しています。この急増した4月に、私にも「なりすましメール」が届きました。職場アドレスにSIB証券を騙った「オンラインサービスご利用条件の変更について(要確認)」という件名のメールが届いたのです。
職場ネットワークでは迷惑メールとされていないことを確認した時点で、「おかしい!」と気づきました。証券会社の登録メアドに、職場アドレスを使うハズがないからです。
以後も立て続けにSBI証券を騙った「なりすましメール」が届いていましたが、最初のと発信者が違っていたらしく、職場ネットワークのセキュリティで自動的に迷惑メールに振り分けられていました。
現在の脳の状態では「なりすましメール」を見抜けていますが、日々巧妙化するネット詐欺に、この先にも遭わない保証はありません。「貯蓄から投資」の音頭を取った政府が早急に有効な対策を立てるべきだと思いますが、なぜかマスコミからもそういった主張は少ないように思います。
自民党は、この米不足のときに「米は買ったことがない、売るほどある。」なんて発言するような方を農水相にした方々の集まりですから、老後資産を乗っ取りで失った方々の悲痛な思いは理解できないと思います。老後資産だけでも証券口座ではなく、対面でしか動かせない不動産にシフトすべきかと、真剣に思います。