帯状疱疹は2025年度から、65歳を迎える「高齢者」などが予防接種法に基づく定期接種の対象になりました。
なぜ高齢者なのか調べたところ、帯状疱疹の原因は水疱瘡と同じウイルスだからのようです。水疱瘡を起こした同じウイルスが水疱瘡が治った後も背骨に近い神経に潜伏し、加齢などで免疫機能が低下すると、今度は帯状疱疹として発症するそうです。
「疱疹の症状が皮膚に出る前に神経を傷つけるため、皮膚症状が現れる数日前に痛みが生じる」との説明が顔での症状で図示されていて、ゾッとしました。ということは脳の近くの神経もやられているのでは?
それで「帯状疱疹 認知症」でググったら、「帯状疱疹ワクチンで認知症のリスクが低下」との記事がありました。
うがった見方をすれば認知症リスクがあるからこそ、補助金を出してでも予防接種させたいのかもしれません。発疹や痛み程度なら発症した高齢者に我慢させれば済みますが、認知症となり介護が必要となると介護保険費の圧迫になります。対象高齢者がある程度を自費負担して認知症リスクを抑えてくれるのは、国にとっても大助かりでしょう。
ともあれ、37歳で遭遇した交通事故で脳脊髄液減少症を発症し、何度も認知症状態になっている私にとって、さらに認知症リスクを増やすのは論外です。つくば市の補助を受けられる私は、生ワクチンだと自己負担額5000円ですが、10年後の予防効果は示されていません。10年後も7割程度の予防効果がある不活化ワクチンだと自己負担額24000円でした。
私は大阪市旭区に自宅があった頃(ということは4~6歳)、ひどい水疱瘡になりました。とてもかゆかったことと、人通りの覆い交差点に面していて窓からは遊び友達が見えるのに、外に出れずに悔しかった風景を今も覚えています。ということはほぼ、ウイルス保持者です。認知症リスクも考えるとやはり、高額でも不活化ワクチン(組み替えワクチン)を選びます!