草1本生えない畦

5月25日に自宅西側の水田でアマガエルがヨルガエル化していることを確認しました。
今日のお昼は東側の花室川沿いにある水田に確認に行きました。
以前に晴天の夜にアマガエルが大合唱しているのを確認しています。
今日はしっかり雨が降っていたのに、1匹も鳴いていませんでした。
畦は田植えの時にも除草剤をまき直したのか、かなり最近になって枯れたような色をしていました。右側の雑草が生えている部分は空き地です。奥の緑になっている部分が住宅街との境界です。

まかれている除草剤として、昨年についてはグリホサートが検出されました。

畦に除草剤をまくのは「生育場所である畦畔雑草を枯らし、斑点米カメムシの密度を下げるため。」と説明されています。下の図は下記リンクからです。

水田畦畔での使用法 | BASF除草剤 バスタ

畦にまいているので、統計では「水田農薬」にされていないようですが、田んぼの水にも除草剤は混入します。米にもグリホサートが混入している可能性は否定できません。
1950年代後半、田んぼでの除草剤使用により平野部の湖沼から沈水植物が消え、生態系は大きな打撃をうけました。

人々は除草剤が原因と気づかず、ダイオキシンが混入した除草剤CNPなどが宍道湖堆積物に蓄積し、次々に新手の化学合成された殺虫剤・除草剤・殺菌剤がまかれ続けています。これらを使った稲作と使わない稲作で、面積当たり収量や、経費を引いた手取りはどれくらい違うのでしょう?もしかしたら使った方が、手取りが低いのではないでしょうか?

米価高騰の今こそ、農薬漬け米作りについても再検討されてはと思います。

(追伸)

上記で紹介した「バスタ」はグリホシネート系です。

グリホサートは、現在では「刈り取り直後にまくのが適期」とされていました。

グリホサートとグリホシネートの稲作での使用方法の違いは、下記がわかりやすかったです。