桑の実

公園の管理人さんから「あそこに食べ頃の桑がなってるから、脚立持って来て採るといいよ。」と教えてもらい、ジョギングの帰りに寄ってきました。亡父が「昔はよく食べていた。」と言うので庭に植えたこともあったのですが、実をつける前に枯れてしまっていました。

確かに脚立が必要な高さにたくさんなっていましたが、手が届く範囲でも結構ありそうでした。

夢中で採っていると、通りがかった中国人のご夫婦が手伝ってくれました。特に奥様が桑の実が好きで、毎年ここに採りに来るそうです。

「中国では桑が旬になるとお店で買えるのに、日本では買えません。こんなにおいしいのに。私の好物なんです!」

私が去った後もまだ摘んでは食べていました。

家に帰って測ったら、150gありました。

半分をヨーグルトに入れていただきました。甘い!和三盆のような上品な甘さでした。

「桑の実」と言えば「赤とんぼ」の歌。

日本では赤とんぼが群れ飛ぶ風景だけでなく、桑を食べて季節を感じる習慣も無くなり、ただ、歌だけが残っています。。