バナナウナギ

10万匹に1匹くらいしいない「バナナウナギ」が島根県の神西湖で釣れたそうです。

譲り受けた九州大学の学生さんは、実家がある茨城県に連れ帰ったと報道されていました。私の自宅は茨城県にあり、神西湖にも行っていたので、このニュースにはちょっとビックリしました。。

神西湖は私が長らく研究していた宍道湖の近くにあり、宍道湖同様、汽水湖です。宍道湖よりはるかに小さい湖で、集水域から大量に農薬が流入しないために、今でもウナギが釣れるのだと思います。

宍道湖でもネオニコチノイド系殺虫剤がまかれるまでは、天然ウナギが大量に漁獲されていました(映像も残っています)。私の学位取得のお祝いに、漁師さん達がウナギ尽くしの宴会を開いてくれました。

30年以上前のことなので、地元の多くの方が、宍道湖はかつてウナギが豊富にとれていたことを忘れてしまっているのでしょう。いよいよ宍道湖でシジミが採れなくなった時に誰からそれを覚えていて、水田を無農薬・減農薬にすることでウナギで漁業を持ち直せると提案してくれればよいのですが。。