所属する東京大学自然環境学専攻は「陸域環境学コース」と「海洋環境学コース」に分かれていて、陸域の基幹講座(この専攻を本務先とする講座)の多数派は農学系です。
農学系の現教授と前教授が、なぜか二人とも私にハラスメントを仕掛けました。
前教授は森林関係が専門ですが、私が指導していた地下水の水質を研究していた学生の指導を強制的に自分に変えて、学位審査も主査になる(私は蚊帳の外)という、大学教員としてやってはならないことを平気でやりました。今は農学部で教授やってます。
現教授は昨年、私の許可を得ないで昨日書いた事務担当者から、私が管理する備品リストを入手しました。9月に粗大ゴミの回収があるので故障し、かつ、今の機種と比べて極めて精度の悪いLC/MS/MSという分析装置の廃棄手続きを、6月に事務担当者に依頼しました。この担当者は現教授にその情報を漏らし(かつ廃棄手続きは進めず)、現教授は「この装置は将来、専攻の誰かが使うかもしれないし、本学の共同利用設備として貢献するかもしれないから、専攻としてどうするか検討するべき。」なんて、真面目に専攻会議に提案しました。頭おかしいんじゃないかと思いました。
あるメーカーのLC/MS/MSは、第1号機ができてから17年間で精度が10万倍向上したそうです。私のLC/MS/MSはそのメーカーだと「第1世代」とされる時期のもので、今は「第4世代」が出回っています。これほど急激に進化しているのに、10年以上前の壊れた装置を「本学の共同利用設備として貢献する」と主張する現教授は前教授同様、東大教授の資質に欠けると思います。
私が文科III類の学生の頃、「天下の文I、遊びの文II、趣味の文III、数の理I、理IIIが無くて理IIでも東大」なんて表現が流行ってました。
これをもじれば、常軌を逸する農学系教授を輩出する当専攻は、「自然環境学専攻でも東大」ですね。