学校行事でイソシアネートに曝露するかも?

つくば市の髙﨑中学校で、生徒を対象に「断熱ワークショップ」を開催するそうです。詳細は下記リンクのPDFに書かれています。

https://www.city.tsukuba.lg.jp/material/files/group/177/251024_No111.pdf

ウレタンスプレーの吹きつけ体験を30分させるそうで、「発砲スプレーはイソシアネートを使うと思うが、子供たちの健康は大丈夫でしょうか?」とのお問い合わせをいただきました。私がかつてイソシアネートの研究をしていた為です。
一般の方に分かりやすく説明する文章を考えるのはかなり時間を要するので、Copilot(日本語で問い合わせる際によく使っている生成AI)に
「つくば市では、中学生に断熱材のウレタンスプレーの吹き付け体験をする企画が行われるそうですです。 発砲スプレーがイソシアネートを使っていたら、健康被害が心配ですが、どうでしょうか?」
と尋ねたところ、下記の回答でした。念のためPerplexityにも日本語で同じ質問をしたら、上記のリンクを自分で探してくれてCopilotと同様の懸念を表明し、MDI(メチレンジフェニルジイソシアネート)を含まない水性ウレタンスプレーを使用するのが望ましいとしていました。
以下、Copilotの回答です。
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中学生にウレタン断熱材の吹き付け体験をさせる企画というのは、教育的には面白い試みですが、イソシアネートの取り扱いには注意が必要です。

ウレタン断熱材は、ポリオールとイソシアネートを化学反応させて発泡させることで作られます。問題はこのイソシアネートで、皮膚・眼・呼吸器に有害性があることが知られています。急性では咳や呼吸困難、慢性では喘息や肺機能の低下を引き起こす可能性があるんです。

ただし、吹き付け後に完全に硬化したウレタン樹脂は、通常の生活環境下ではイソシアネートに戻ることはなく、安定した状態になります。問題は「吹き付け作業中」や「未反応の状態」での曝露です。ヨーロッパでは、イソシアネートを含む製品の使用に関して、取扱者に安全教育が義務付けられているほどです。

なので、もしその体験が「実際の吹き付け作業」や「化学反応を伴う工程」に触れるものであれば、防護具の着用や換気の徹底、専門家の監督が必須です。安全対策が不十分なまま実施されると、健康リスクが否定できません。

もし企画の詳細が分かれば、もっと具体的にアドバイスできるかも。どんな形式で体験する予定なんでしょう?