ヒグマ被害が深刻な北海道には、東京大学の演習林があります。富良野市の約4割を占める東京大学北海道演習林です。ヒグマの生息が確認されています。
その富良野市での2025年度のヒグマ目撃情報は、さきほどサイトで確認した時点で83件です。
AIを使って探しましたが、被害情報は見つかりませんでした。
東京大学は埼玉県にも演習林を持っています。秩父市全体の約2割を占める東京大学秩父演習林です。私は十数年前に、専攻の実習でこの演習林に立ち入ったことがあります。あちこちに新鮮なクマハギが見られました。
その秩父市でも、目撃情報はありました。下記リンクで、支所管内の目撃情報を合わせると、現時点で49件でした。うち「物損事故」とあるのは本庁管内の4件でした。
人的被害は2018年10月以降、確認されていないそうです。
物損被害はどういった被害なのかAIで調べたところ、昨年の被害で明記されていた2件は養蜂箱被害でした。
養蜂箱被害があった「秩父ミューズパーク音楽堂北700m付近」は、今年も8月20日に物損被害とあったので、もしかしたら今年も養蜂箱が襲われたのかもしれません。
秩父市に隣接している埼玉県小鹿野町では昨年、70代女性が自宅裏でクマに襲われていました。
クマが生息する東大演習林を有する自治体のどちらもクマ被害が深刻ではない(少なくとも今年、人的被害がない)のは偶然なのか、双方の演習林に共通する管理によって被害が出にくくなっているのか、気になりました。