明かな虚偽を含む鑑定(末尾)を根拠に、500万円の見積もりに対して25万円しか補償しないと回答したセコム損保。鑑定の不備を指摘したところ再鑑定となったのですが(11月7日記事)、日程連絡がないので問い合わせたところ、「今後の対応は顧問弁護士を通して進める。」と回答されました(11月13日記事)。
本日、その弁護士から書面が届きました。冒頭に「通知書」とありました。
当然ながらこの弁護士は現地を確認に来ていないので、明かな虚偽を含む鑑定書の内容に基づき、「補償できるのは吹き飛んだフェンスの修理代25万円のみ」と結論していました。
また「風災によって損害が生じたとの主張立証責任は貴殿にある」「本件事故前にブロック塀が傾いていなかったことを示す証拠は貴殿から出ていない」とありました。この論旨で行くと、落雷によりエアコンが故障した場合、修理は火災保険で補償される場合があるのですが、セコム損保で請求するには、「落雷前は動いていた」ことを「立証」しなければならないようですね(どうやってやるのか、想像もつきませんが)。
さらに驚いたことに、私がブログで経過を公表したことを「調査会社に対する不当な圧力」と批判し、だから再鑑定できなくなったのだとの趣旨も書いていました。
ブログ記事を書く前に約款を確認しましたが、SNSに状況を投稿することを禁じる内容の文言は、一切ありませんでした。「反社会勢力と判断した場合」は補償しないという趣旨の文章はありましたが、ブログで状況を紹介することが反社会行動とは思えません。仮に「セコム損保とのやりとりをSNSなどで公表することは一切禁じます」と約款に書いてあったら、隠蔽体質の会社と判断して、契約していなかったと思います。
ところで私は、明かな虚偽を含む鑑定書を確認した時点で「そんぽADRセンター」に電話相談して、セコム損保の出方を待った上で対策を考えることになっていました。
お電話で顧問弁護士からの手紙の内容を紹介し、紛争解決手続きを申し立てることになりました。今後は「そんぽADRセンター」がセコム損保と交渉することになるので、この顧問弁護士さんとやりとりすることは無いと思われます。
紛争解決には半年~1年かかりますが、二次被害が出るかもしれない傾いたフェンスの修理等は、すぐに着手して良いそうです。やれやれです。ちなみにADRセンターさんによると、「鑑定の見直しを訴えたら、いきなり弁護士に回された。」との苦情は少なくないそうです。
ADRさんを通しても解決しなければ、訴訟となります。幸い年度末で定年で時間の余裕はできるので、「これで解決しなければ、訴訟も辞しません。」と、セコム損保に連絡しておきました。
自宅を鑑定した事務所のホムペには、「地震や台風などで大規模自然災害が発生した場合、現地対策本部などに滞在して鑑定業務を行います」とありました。説明に「被災者の方々が、一日も早く保険金を受け取れるようにより迅速に対応する必用があります。」と書かれていましたが、速く対応するだけでなく、被災者の立場に寄り添い、公正な鑑定をすることが、鑑定会社には求められると思います。
今回のセコム損保問題の遠因は、契約者(被災者)ではなく損保側に立った「迅速」な鑑定をよしとする空気にあると考えます。ADRさんからの「鑑定士は必ずしも、自然災害について専門的知識を持っているわけではありません。」とのコメントからも、これではいけないと思いました。
これから自然災害が増えこそすれ減ることはない日本で、被災者である私に対して行っているようなことが横行しているとすれば、大問題です。訴訟を起こして状況をSNSで拡散する価値は、十分あると思っています。
(補足)明かな虚偽鑑定部分
鑑定人は2023年に市により補修された部分の2022年時点の写真をGoogleマップから抽出し、「この時点で既に亀裂があるので、今回の竜巻が原因ではない。」と鑑定報告書に書いていました。私はその部分については、亀裂があるとは言っていませんでした。
つくば市による工事が完成した2023年12月時点で写真を撮っていますし、この部分は竜巻被害後にも亀裂がありません。