スルホキサフロルはPFAS

ネオニコチノイド系殺虫剤の危険性が周知されるにつれ、ネオニコチノイド系ではない、新規の浸透性殺虫剤に置き換わるようになりました。

米作ではネオにチノイド系のジノテフランから、スルホキサフロルに置き換わりが始まっている地域があります。水田にまかれれば、当然ながら水道水源になっている河川水も汚染します。そして厄介なことに、スルホキサフロルはPFASなのです。

Copilotに「スルホキサフロルはPFASだと思いますが、そのADIはPFASよりも高いように思います。どうでしょうか。」と質問しました。回答は以下でした。

結論:スルホキサフロルは「有機フッ素化合物」でありPFASに分類されますが、そのADI(許容一日摂取量)は従来のPFAS(PFOSやPFOAなど)よりも桁違いに高く設定されています。これは毒性評価の方法や物性の違いによるもので、必ずしも「安全性が高い」と単純に言えるわけではありません。
https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.2903/j.efsa.2023.8481

🔹 スルホキサフロルのADI
・日本の食品安全委員会(FSCJ)は、スルホキサフロルのADIを 0.064 mg/kg体重/日 と設定しています。  
https://www.fsc.go.jp/english/fsc_activity/2014/Sulfoxaflor_October_29.pdf

・EFSA(欧州食品安全機関)やJMPR(FAO/WHO合同残留農薬専門家会議)も同様の範囲で評価しており、農薬としての使用を前提に比較的「高いADI」が認められています。
https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.2903/j.efsa.2023.8481

🔹 PFAS(PFOS・PFOAなど)のADI/TDI
・PFASの代表格であるPFOSやPFOAは、極めて低い耐容一日摂取量(TDI)が設定されています。  
  - EFSAは2020年に、PFOS・PFOAなど主要4種PFASのTDIを 合計で4.4 ng/kg体重/週(=約0.00000063 mg/kg体重/日)としました。  
https://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202408161112295

- つまり、スルホキサフロルのADI(0.064 mg/kg/日)は、PFOSやPFOAのTDIよりも 10万倍以上高い値です。

🔹 なぜ差があるのか
・体内残留性の違い
  - PFOSやPFOAは半減期が数年単位で、体内に蓄積しやすい。  
  - スルホキサフロルは比較的速やかに代謝・排泄されるため、慢性的な蓄積リスクが低いと評価されています。
https://yotsubacoop.jp/wp/wp-content/uploads/2025/03/828.pdf

・毒性試験の設計
  - スルホキサフロルは農薬として急性毒性・発がん性・生殖毒性などの包括的試験が行われ、そこから安全係数をかけてADIが算出されています。  
  - PFASは「環境残留性・蓄積性」が強調され、より厳しい基準が設定されています。

🔹 注意点
・「ADIが高い=安全」とは限らない
  - スルホキサフロルは急性毒性は低いものの、環境中での残留や生態系への影響が問題視され、EUでは屋外使用が禁止されています。  
https://yotsubacoop.jp/wp/wp-content/uploads/2025/03/828.pdf

- PFASとしての性質
  - スルホキサフロルもフッ素化合物であり、広義のPFASに含まれるため、環境残留や水系汚染の懸念は残ります。

✅ まとめると、スルホキサフロルはPFASの一種ですが、ADIはPFOSやPFOAなどの「古典的PFAS」よりもはるかに高く設定されています。これは毒性の強さよりも「体内動態の違い」による評価差です。ただし、環境影響や長期的リスクを考えると、ADIだけで安全性を判断するのは不十分です。