気分はプレーリードック

窒素飽和の調査で、秩父渓流河川を回ってきました。
いつもなら渓流の写真が載るところですが、今日はその周辺の林の様子。昨年度までは土地利用状況とか、地形とか、どちらかというと空からその場を見ている気分で観察していたのですが、今日はプレーリードックが巣穴から出てきた気分で、土壌を採ったり、林床の様子を観察したりしました。
プレーリードックになった気になってようやく、林床がスッキリしている林や、背の低い木本が密集している林など、見た目が全く異なることに気づきました。同じ人間が同じ所を見ても、気構えが違うと見えてくるものがこれほど違うのは驚きです。
これほど様子が違うのに、渓流への硝酸流出は、空から渓流を眺めて見えてきた順番通りなのは何故なのか。なかなか解けない謎ほどワクワクするものはありません。