化学物質

EUで香料入りマイクロカプセルは規制対象となるか?

参加しているMLで、EUのマイクロプラスチック規制に関する情報が流れていました。 Microplastics - ECHA ざっと読んでみましたが、柔軟剤の香料入りマイクロカプセルも規制対象に含まれているのか、よくわからない文章でした。例えば下記の文章です。 The ba…

空飛ぶネオニコ

お茶のネオニコチノイド濃度を調べていた頃、自家製のお茶は無農薬で育てているからブランクに使えると思い、分析対象にしました。ネオニコが1種類、検出されました。翌年は出ませんでした。それで「もしかしたらネオニコは大気を通じて拡散するのでは?」…

2030年までに農薬リスク半減

昨年12月に行われた生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)について、12月22日付で環境省が報道発表をしています。 生物多様性条約第15回締約国会議第二部、カルタヘナ議定書第10回締約国会合第二部及び名古屋議定書第4回締約国会合第二部の結果概要につい…

正月から総理子孫が柔軟剤の宣伝

テレビをつけたらチャンネルがテレビ東京になってて(朝に息子がモーサテを見ていた?)、「ソレダメ!2023いい年に!昭和スター&総理子孫が行く開運ツアー新春SP」が映りました。総理子孫(DAIGOじゃ無い方)が「柔軟剤と洗剤で香りを調整していて、朝、…

腸内細菌に最も影響を与えるのは食生活ではない

12月4日のNHKサイエンスゼロのテーマは「睡眠・持久力・肥満まで!腸内細菌がもたらす驚異のパワー」 でした。 腸内細菌は細菌が生成する代謝物を通じて、人の持久力や肥満、健康長寿などにも影響する。その多様性を維持するには食物繊維を含む野菜や豆類を多…

水田で農薬を多用する愚

瀬戸内海では、沖合でもネオニコチノイドが検出されています。他の閉鎖性海域(=内湾)でも出るのではないかと思っていたら、知人から「○○湾で河口だけでなく沖合で農薬がいくつか検出されました。」との連絡がありました。やっぱり。。。ネオニコチノイド…

農薬を減らすために「有機農業」を目指すべきか?

日本では「有機農業」を「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業をいう。」と定義されているそうで…

メーカーと官庁がグルになってる農薬規制

報道特集「ネオニコ系農薬 人への影響は」の再生回数が、290万回を超えました! ネオニコチノイドの悪影響について、これほど分かりやすく報道した番組はないと思います。まだご覧になっていない方は、是非アクセスください。 ところで、この番組に出演して…

香害考

ウィキペディアでは「杉並病」について、・収集した不燃ごみを江東区の処理施設に運搬するに当たり、圧縮・積み替えを行うため建設されたもの・付近で異臭や住民の体調不良が多く発生した・市民団体は廃プラスチック処理の過程で生じるプラスチック由来物質…

奇跡よ、起これ!

1990年代後半に発生した「杉並病」という、この国では今も公害と認められていない健康被害がありました。最近、その実態を風化させないサイトが立ち上がりました。 このサイトをブログやツイッターで紹介し、かつ、私は環境中のイソシアネート研究もしていた…

廃棄物処理施設からイソシアネート

10月1日記事で廃プラスチックリサイクルにより生じた健康被害を紹介する「化学物質による環境汚染を考える会」のホームページを紹介しました。 約1ヶ月後の本日確認したところ、寝屋川病の体験報告や参考書籍欄が追加されていました。同ホームページの「絵で…

プラスチックのリサイクルで生活を奪われないために

廃プラスチック処理施設からは、プラスチックを圧縮・切断する際に、多種多様な有毒化学物質が発生します。それらが適切に処理されずに施設周辺に多大な健康被害をもたらしたのが、杉並病と寝屋川病です。どちらも行政が原因を廃プラ処理施設と認めなかった…

田植え期の水道水が心配

当研究室では全国12箇所から毎月水道水を送ってもらい、ネオニコチノイドを分析しています。8月は多くの地域で豪雨に重なり、一部地域では水道水から高濃度のネオニコが検出されました。ネオニコがこれほど高いのならば他の農薬も高いかもしれないと思い、そ…

アメリカの規制値だと日本はどこもアウトかも

昨日PFAS(有機フッ素化合物)に関する記事をアップしたところ、知人から日本の現状情報が寄せられました。東京の多摩地域で、米軍横田基地から排出されたと考えられるPFASが井戸水に混入していたそうです。 関係者が「多摩地域の有機フッ素化合物(PFAS)汚…

飲用水中PFAS規制の日米差

有機フッ素化合物PFASは発がん性や免疫力の低下など人体に悪影響を及ぼす物質です。日本では水道水1リットル中のPFOS・PFOA合算濃度で50ナノグラム以下と規制されています。アメリカの規制値はPFOSは0.02ナノグラム、PFOAは0.004ナノグラムです。 米環境保護…

有機農業は重労働?

先日、有機農業の現場を紹介するテレビ番組を見ました。 私はそもそも「有機農業」という言葉が好きではありません。戦前、多くの農家が農薬や化学肥料を使っていなかったときの農業は、「有機農業」と呼ばれていなかったと思います。戦後、朝鮮戦争で必要な…

日本の水道水は安全?

水道水に混入する農薬の水質基準は、内閣府食品安全委員会が設定したADIを用いて、1日2リットル摂取、体重50kg、割当率10%として算出するそうです。ADIは「許容一日摂取量」で、ある物質について、人が生涯その物質を毎日摂取し続けたとしても、健康への悪…

香害は新しいタイプの公害

読売新聞が「香害」を取り上げていました。 厚労省は「症状を引き起こすメカニズムに未解明な部分が多い」とし、被害者の求める販売の規制などには慎重な姿勢を示しているそうです。ではメカニズムの解明をすればいいのですが、厚労省が自らすることはないで…

ネオニコチノイド報道の反響

TBS報道特集「ネオニコ系農薬 人への影響は」のYouTube再生回数が200万を突破しました。 注目しているのは、約3000件頂いたコメントです。ネオニコの怖さを知ったというコメントから、偏った報道だとか、農家の苦労を知ってるのか?という反論まで、いろいろ…

ネオニコチノイドの責任の半分近くは日本にある

6月26日記事で、EUのARTEが作ったネオニコチノイドに関するテレビドキュメント番組を紹介しました。あまり知られてないかもですが、ネオニコの半数近くが、日本の化学会社が開発しています。そのトップランナーの研究者だったのが、岐阜大学の利部(かがぶ)…

生きものあふれる田んぼが水道水を救う

「季刊地域」という雑誌で、水道水からネオニコが検出されることと、どうすればその弊害を減らせるかを報告しました。 50号目次 | 季刊地域|農文協 下の方の「もの申す」というコーナーに一部が掲載されています。この号は「生きものと一緒に農業」という特…

ネオニコに関するドキュメント番組

テレビ番組「How Chemical Giants Destroyed our Ecosystem」が放映前に下記リンクで公開されています。下記は英語ですがフランス語、ドイツ語、スペイン語なども選択できます。 約30秒のCMが終わってから始まります。15分22秒~20分33秒まで宍道湖関連です…

撒いた農薬は水道へ

雑草が勢いを増すこの時期、併行して草が部分的に枯れている所も増えます。下の写真で左の道路脇では雑草が青々していますが、水田前の道路と畦では枯れています。右側は神社の敷地で、こちらも枯れています。除草剤をまいているのです。 犬は散歩中に地面を…

ふざけるな、厚労省!

厚労省は2021年に水道水質基準の見直しを行いました。 https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000866643.pdf その見直し内容に対するパブリックコメントは、実に14800件も寄せられました。厚労省はその中から「代表的な意見」として「水道水に農薬を混入…

廃プラスチック処理施設が疑われる健康被害

「絵でとく健康への環境対策 プラスチックからの新しいVOC空気汚染」は、プラスチックをリサイクル目的などで圧縮する施設で発生したガスにより、深刻な健康被害が生じた状況を解説した本です。2009年発行。 絵でとく健康への環境対策―プラスチックからの…

ビスフェノールAは牛乳パックからも出る

ビスフェノールA曝露がラットの母親よりも胎児により深刻な影響を与えるとの研究が、プレスレリースされました。改めて、人間の胎児への影響が懸念されます。 ビスフェノールAはプラスチックから出てくる成分と思っている人が多いと思いますが、実は牛乳など…

水道水中の農薬

日本の水道水に含まれる農薬について、各県水道事業者の分析結果を統合して解析した報告です。活性炭処理で除去されるはずのネオニコチノイド系殺虫剤が出てしまっている現状や、いかに高濃度に除草剤がコンタミしているか分かります。 購入しないと読めない…

ふつ~は飲まない水道水

自宅の水道水源は霞ヶ浦で、雨が降る度に採水に行って1年間測ったところ、出るときにはある程度のネオニコチノイドが検出されました。ところが自宅水道では全く検出されず、どうしてだろうと調べたところ、浄水場で活性炭処理したらネオニコチノイドが除去さ…

「ウイズアカリンダニ」下のニホンミツバチ

今日は「つくば蜂友会」の師匠宅に会員が集まり、巣箱作りをしました。毎年師匠が改良を加えていて、今年は天板にメントールを入れるスペースと、どこまで巣が伸びたか確認する小窓がついていました。師匠一家で材料の切り出しまで済ませてくれていて、会員…

コミック「『ただの空気』が吸えなくなりました。」

化学物質過敏症患者の経験をもとに、発症に至るまで、発症の様子、その後が、わかりやすいストーリーで展開するコミックです。Amazonのコメントには「化学物質過敏症が突然発症することやタバコや香水、化粧品など日常的に身の回りにあふれている化学物質に…