化学物質

ニホンミツバチの大敵、ネオニコチノイドとアカリンダニ

昨年12月31日記事で、「数日前に30個体近くがゾロゾロ出てきて死亡し、もしやアカリンダニかと思った。」と書きました。この時の死亡個体を専門家が検死(?)してくださいました。また6月に同様にゾロゾロ出てきて死亡した個体も診てくださいました。結果、…

プラスチック再生公害

「2022年は再生プラスチックの需要拡大に増産が追いつかない見通しだ。」との恐ろしい記事がありました。 なぜ恐ろしいのか?過去には回収したプラスチックゴミの中継所で、健康被害が起こっているからです。いずれもプラスチックゴミの圧縮処理から出る揮発…

輸出用には農薬を減らして栽培

今日はクリスマス。昨夜のイブや今日、イチゴがのったケーキをいただく家庭も多いでしょう。そのイチゴには、様々な農薬が使われています。特に、ネオニコチノイド系殺虫剤は浸透性なので、表面を洗っても農薬は落ちません。11月に放映されたTBS報道特集「ネ…

防げたはずの事故だった、群馬大病院でのメトヘモグロビン血症発症

今年の10月20日に群馬大病院で、新生児集中治療室(NICU)などに入院中の乳児10人が、血液を通じて体内に酸素が行き渡りにくくなるメトヘモグロビン血症を発症する事故が起こりました。私はその原因を地下水への硝酸・亜硝酸コンタミだと推理し、「不…

TBS「報道特集」が農薬工業会の見解に反論

ネオニコチノイドの問題点を指摘したTBS「報道特集」が、農薬工業会 の見解に対する反論を公開しました。農薬はコロナのワクチンなどと違って人への治験はしていない実態も紹介し、その上で安全性をどう考えればよいのか問うています。 今年度はネオニコチノ…

日本車はいつから輸出が増えた?イノベーションは国民のニーズからうまれる

私は子供時代を、日本が「公害列島」と言われた時に過ごしました。様々な公害の中で全国的だったもののひとつが、自動車の排ガスでした。そしてそれは先進国共通の問題でもありました。光化学スモッグのおかげで晴れていても屋外での体育は禁止、突然バタン…

これは既に公害!ネオニコチノイドの弊害を直視して対策を考えましょう

TBS報道特集「ネオニコ系農薬 人への影響は?」のYouTube再生回数が60万を超えました! 関心を持って下さった方には、浸透性殺虫剤タスクフォース(The Task Force on Systemic Pesticides)が2014年に作成した下記動画もご覧になっていただければと思います…

品性が疑われる農薬工業会

TBS「報道特集 ネオニコ系農薬 人への影響は?」に対して農薬工業会がホムペで見解を公開しています。これに対して出演者の星先生が、農薬工業会がいくつものデタラメをあたかも事実のように書いていると指摘しました。 神戸大学大学院農学研究科|応用動物…

AGRI FACTという怪しいサイト

AGRI FACTというサイトに「黒田・木村-黒田氏による『自閉症や発達障害増加の原因は農薬』は不正確」との記事が掲載されています。この記事では2016年と2017年に発表された論文からネオニコチノイドについて、上記の結論を導いています。 これに対して黒田ー…

「宍道湖でワカサギが減ったままなのは地球温暖化が原因」というデマ

「1993年以来宍道湖でワカサギが激減したままなのはネオニコチノイド使用により餌となる動物プランクトンが減ったため」との私の研究も含む「報道特集 ネオニコ系農薬 人への影響は?」、YouTubeは既に2万回近く再生されています。この手の番組としては大き…

中華人民共和国のネオニコ事情

ロシアの知人から正式ルートで分析依頼された茶葉のネオニコチノイドを分析しました。日本のお茶では有機栽培でなくても検出されないアセタミプリドが、普通の入れ方をして1リットル当り14マイクログラム検出されました。イミダクロプリドも日本の普通栽培の…

ネオニコチノイドの人への影響、YouTubeで見れます

11月6日に放映されたTBS報道特集「ネオニコ系農薬 人への影響は?」がYouTubeで見られるようになりました。 既に1万回以上の視聴と表示されています。うち100件コメントがあり、2件は私の論文に関する内容でした。コメントの概要と回答を記しました。 1993年…

環境省のネオニコチノイド基準は金科玉条ではない

環境研究総合推進費は、環境省が必要とする研究テーマ(行政ニーズ)を提示して公募を行い、広く産学民間の研究機関の研究者から提案を募り、外部有識者等による審査を経て採択する研究資金です。 その環境研究総合推進費により、平成25~27年まで「 農薬に…

農林水産省の研究所もネオニコによる水生生物への影響を指摘

農林水産省は、ネオニコチノイド系殺虫剤を含む農薬が生産物や環境に悪影響を及ぼさないよう、農薬取締法に基づき行政対応を担当する省庁です。その農林水産省の研究所(旧瀬戸内海区水産研究所)が私のScience論文と同じ2019年に、「河口域でのイミダクロプ…

農薬工業会がTBSのネオニコチノイド報道を批判

11月6日(土)17:30からTBS「報道特集」でネオニコチノイド系殺虫剤の問題点が紹介されました。(11月16日追記:上記ティーバーは公開期限が切れたので、下記YouTubeでご覧ください) この番組に対して農薬工業会がホームページに反論を掲載しました。 TBS…

ネオニコはどこから?

いわゆる有機のお茶(今回は無農薬栽培)と慣行栽培のお茶で、ネオニコチノイド濃度がどれくらい違うのか測ってみました。茶葉10gをお茶パックに入れ、70~80℃の超純水500mLで5分浸し、パックを引き上げ常温に冷ましたものをサンプルとしました。慣行栽培の…

無影響濃度でも影響が出るネオニコチノイドは水道水に含まれている

11月6日に放映されたTBS報道特集「ネオニコチノイド系農薬の影響は」がTVerにアップされました。11月14日までです。 無影響濃度のネオニコチノイドが入った餌を食べたラットが異常行動をする映像に驚愕しました。なぜなら日本では、毎日飲む水道水にネオニコ…

認知症は加齢が原因って説明になっている?

父はレビー小体型認知症で、典型的な症状として「つまずきやすい」があります。 運動しないから歩けない・つまずくではなく、脳が原因なので、日頃から体を鍛えていてもムダということになります。実際、コロナで老健でみてもらっていた時には、歩行練習は段…

「報道特集」でネオニコチノイド系殺虫剤の問題点が紹介されます

11月6日(土)17:30からTBS「報道特集」でネオニコチノイド系殺虫剤の問題点が紹介されます。ミツバチが減った原因かもしれないとされるネオニコチノイドですが、魚やヒトにも 影響を与えている可能性が指摘される予定です。ネオニコチノイドと魚と言えば、…

殺虫剤ではなく生物で害虫を防除

10月28日発売の拙著「魚はなぜ減った?見えない真犯人を追う」では、ネオニコチノイドに対して既に一部の害虫が耐性をつけてしまっていること、化学物質による殺虫剤ではやがて耐性がついてイタチごっこになることから、天敵などの生物を利用した防除にシフ…

魚はなぜ減った?

10月28日に拙著「魚はなぜ減った?見えない真犯人を追う」が出版されます。つり人社からの出版、かつ「魚」とありますが、日本では主食が米(=農地の多くが田んぼ)という特殊事情から、農薬が様々な水環境や飲用水を汚染してしまう実態も説明しています。…

全国の水道水でネオニコチノイドを測ろう

厚労省が自治体の水道行政担当者に出している「水道水質管理計画の策定に当たっての留意事項について」最新版(2021年3月26日改正)の「積極的に安全性評価及び検出状況に係る知見の収集に努める要検討農薬類(別表第5)」に ネオニコチノイド(アセタミプ…

ダブルスタンダード

日本ほど農薬漬けの農産物を、どうして輸出できると思えるのか不思議に思っていたら、海外向けには農薬を減らすよう指導している農水省のサイトがありました。 輸出相手国の残留農薬基準値に対応した病害虫防除マニュアル:農林水産省 上記サイトの「概要」…

ネオニコチノイドから身を守るために

宍道湖ではネオニコチノイド系殺虫剤の使用によって、ワカサギやウナギの餌になる動物が減って漁獲量が激減したとScience誌で発表したとき、「よく発表してくれた」とメールや手紙を下さったのは、お医者様ばかりでした。ネオニコの空中散布があると必ず救急…

バイカル湖のマイクロプラスチックを牛が除去するとしたら?

マイクロプラスチックが世界的な問題になっていますが、牛の胃でマイクロプラスチックが分解されるとの論文が下記記事で紹介されていました。牛の胃からは温暖化ガスのメタンが出ると指摘されているのですが、こんないいこともしてるんだョ、という感じでし…

うちのミツバチ、検査対象に選ばれました!

国立環境研究所ではニホンミツバチを対象に、病原体と農薬曝露が健康に与える影響評価プロジェクトを行っています。 まさに知りたかったことなので応募しました。全国か622地点、2000群以上の応募があり、その中から200群の蜂蜜が調査対象となります。10%の…

魚が減るのは温暖化のせい?

湖沼における地球温暖化に関していろいろ調べていたところ、環境省が今年になって公表した「気候変動による湖沼の水環境への影響評価・適応策検討に係る手引き」に行き当たりました。 環境省_気候変動による湖沼の水環境への影響評価・適応策検討に係る手引…

犬・猫用ネオニコチノイドグッズで死亡例も

ネオニコチノイド系殺虫剤は農業で使われるだけでなく、家庭用品にも使われています。たとえばアリ駆除剤。下記はこれをペットが食べてしまったが大丈夫か問い合わせたQ&Aです。 有効成分としてフィプロニルやジノテフラン(ネオニコチノイド)が記されてい…

ミツバチロボット

自宅の果樹には、人工授粉が必須のものがあります。ヒメリンゴは昨年は1個しかならなかったので、今年は頑張って開花期は毎日のように人工授粉しました。それでも結実したのは数個でした。 これに対してキーウイは、師匠からニホンミツバチを1群いただいた…

除草剤の季節

自宅周辺の水田はほぼ田植えが終わりました。田んぼだけでなく、畦にもしっかり除草剤がまかれたようで、草が変色して枯れています。 田んぼにまいたついでなのか、自宅近くの空き地や水田前の神社でも除草剤がまかれて、草が変色して枯れていました。 全国…