化学物質

香害解決を求める署名活動

近年、抗菌作用のある洗剤や香り付き柔軟剤・高残香性の芳香剤などがの香り成分によって、頭痛・アレルギー・喘息・吐き気・意識消失などが発症する方が増えていて、「香害」と呼ばれています。これらの製品では揮発性が高い香料成分を、マイクロカプセルに…

コウノトリ復活の鍵は脱ネオニコチノイド

現在の日本の農業で主に使用されている殺虫剤は、ネオニコチノイドという系統です。この系統は人や魚など、虫以外の動物への影響が非常に少ないとされています。しかし虫や虫と同じ門に属する甲殻類(ミジンコの仲間など)は魚にとって重要な餌なので、日本…

環境中に排出される化学物質規制に関するパブリックコメント

ツイッターに「1月5日締切で、PRTR指定物質に関してのパブリックコメント募集中です。456、457が石鹸の成分です。『大昔から使われている石鹸成分が有害物質指定なんておかしい。コロナ禍でも石けんは大活躍している』等、何でもいいです。どうぞ、パブコメ…

ガンにさえなっていなければ。。。

本棚の整理をしていて、下記の表紙にハッとしました。 4月に亡くなった岡江久美子さんです。この雑誌が出た2013年当時の私は血圧が上昇していて、原因は血管ではないかと思って購入したのでした。この雑誌で岡江さんは、「父と叔母が血管関連の病気で亡くな…

なぜ雨が降るとギンザケが大量死するのか?

知人から、下記の話題についてどう思うかとメールがありました。 米国ワシントン州で「雨が降ると河川のギンザケが大量死する」原因を20年かけて調べた結果、タイヤの劣化防止剤として使われる6PPDという物質が道路にぶつかるとオゾンガスと反応して6PPD-キ…

食物連鎖

うちの庭では農薬を一切使いません。それでも植物が虫に食べられて全滅することがないのは、虫を食べる動物(テントウムシや肉食の蜂、トカゲなど)が多いためです。食物連鎖がここで止まってくれればよいのですが、虫を食べる動物を狙って、鳥もたくさんや…

都会の方が生き物が住みやすい国

昨日、養蜂の師匠宅に弟子が集まり、各自のハチミツを持ち寄って味比べをしました。私ともうひとかたがつくば学園都市中心部に住んでいて、他の方は農耕地が広がる地帯にお住まい。ハチミツにはそれがモロに反映されていて、学園都市産蜂蜜は色が他より濃く…

これからの40年

本郷で私の講義を履修した学生さんが、修士はオックスフォードに進学して水管理政策を学びたいとのことで、推薦状を依頼されました。よく質問もし、これまでで最高レベルのレポートも出してくれた学生さんだったので快諾し、さきほどオックスフォードのサイ…

ネオニコ、考え直しませんか?

最近は朝晩冷え込むようになり、つくば市内の街路樹で紅葉が始まりました。 一方で、日中はまだ20℃を超える暖かさで、夏野菜がまだどっさり採れます。下は今日の夕食用に採ってきたものです。 ゴーヤなどは、むしろ真夏の方が暑すぎで全くならず、最近の方が…

メスティン(=飯盒)

メスティン(飯盒)で調理するのがトレンドなんだそうです。私はアルミニウム製品は極力使わず、アルミホイルも調理には絶対に使いません。ウィキペディアでアルミニウムを検索すると、「5.人体への影響」という記載があり、アルミニウムがアルツハイマー…

3密が危険なのはコロナに始まったわけではない

化学物質過敏症の知人に「最近はコロナの話題ばかりで、まるでそれ以外の問題はなくなったかのようですね。」とメールしたら、「今はほとんどの人が香りが長続きする柔軟剤を使っているので、対策はコロナと同じです。人を避けるのが一番です。北里研究所病…

コロナウイルスで一斉休校しなかった島根県

新型コロナウイルス対策として全国一律に一斉休校を要請した国に対し、島根県教育委員会は「県内で感染者が確認されるまで」との条件付きで、県立高校と特別支援学校について休校しない方針を決定しました。これが後押ししたのか、松江市と出雲市の小中学校…

歌い続ける老人と幼児

父親は要介護2ながら、朝夕の犬の散歩は自分でいけますし、農作業については私にアドバイスできるほど覚えています。ただ最近、意味が分からない歌を頻繁に歌うようになりました。心配になって「認知症 歌を歌い続ける」でググルと、トップに下記2件がでて…

パクチーの抗ガン効果

先日参加した環境ホルモン学会で、パクチー抽出物を乳がん細胞MCF-7に曝露させた実験結果が紹介されていました。細胞死は認められなかったものの、濃度依存的にがん細胞の増殖を抑える傾向が認められたそうです。パクチーは比較的育てやすく、虫もほとんどつ…

宍道湖ではウナギやワカサギと同時にトンボも消えた!

本日の毎日新聞に「アニマルクライシス ネオニコ系農薬、生態系に影響か」との記事が掲載され、宍道湖でネオニコチノイドによってウナギやワカサギの餌が減って、93年、94年と漁獲量が激減し、以後資源が回復していないと論じた私の論文が紹介されていました…

ウナギ減少原因農薬説論文、ダウンロードできます

宍道湖で1993年以降、ウナギとワカサギの漁獲量が激減したのはネオニコチノイドによる餌生物の減少であると論じたScienceの論文、出版社から著者用フリーリンクが届きましたので、ホームページに貼りました。 このページの一番上にダウンロードリンクがあり…

自然保護協会も変でした

ウナギやワカサギの餌生物がネオニコチノイドによって減少したために資源が減ったとした私達の論文、昨日(11月17日)の日本経済新聞で紹介され、ビジネス関係の知人からも「見たよ~!」との連絡が入るようになりました。面白かったのは、その記事の左にあ…

ネオニコチノイドでウナギ減少論文、海外の反応

ナショナルジオグラフィック日本版で、「ウナギやワカサギがネオニコチノイドによる餌動物殺生により激減」とした私達の論文に対する海外の反応を紹介しています。 バイエル クロップサイエンスのスポークスマンは上記記事中で 「論文にあるような断定的な結…

農薬の悪影響は孫の代になって顕在化する

岩波書店が発行している雑誌「科学」11月号には、先日紹介した「グリホサートのヒトへの発がん性と多様な毒性」の<下>が掲載されています。非常に重要な指摘満載で全部読んでいただきたいのですが、特に下記は一般にはまだ知られていないかもしれないので…

日本の水道水が危ないわけ

岩波書店が発行している雑誌「科学」10月号に、「木村‐黒田純子:除草剤グリホサート/「ラウンドアップ」のヒトへの発がん性と多様な毒性〈上〉安全とはいえない農薬の基準値」が掲載されています。殺虫剤については過去に魚毒性が問題になったこともあり用…

2021年度に一部ネオニコチノイドの評価を見直し

改正農薬取締法(2018年12月1日施行)では全ての農薬について、定期的に、最新の科学的知見に基づき安全性等の再評価を行う仕組みが導入されました。改正法の施行時での既登録農薬については、2021年度から優先度に応じて順次、再評価を実施することになって…

ヨタカはいつ減ったのか?

ネオニコチノイドという昆虫に強い毒性をもつ殺虫剤の使用量と、昆虫食の鳥の減少とに有意な相関があるとの論文が、Scienceという雑誌に掲載されていました。日本では水田にネオニコチノイドを使い、水田から排水された水が河川や湖沼に流れ込むので、その影…

江戸時代の水源では洗濯さえできず、令和の水源には下水処理水が放たれる

江戸では水不足が深刻だったので、玉川上水を通して、四ッ谷まで水を引いていました。四ッ谷以降は暗渠で、開溝の部分では漁、草取り、洗濯など御法度でした(Wikipedia「玉川上水」より)。昨日の実習では、環境棟の自分達が飲んでいる水道水の水質をパック…

プラゴミを減らす知恵は先進国からはうまれない

先日のNHKクローズアップ現代で、ディレクターがプラスチックを使わない生活を試み、挫折する状況を放映していました。ではどうすればいいかの示唆は、極めて貧弱でした。私はプラスチックのない生活を1ヶ月したことがあります。場所はフィジーという太平洋…

液体窒素で涼んじゃダメ!

産総研で高圧ガス保安教育講習を受けてきました。私は絶対にしませんが、学生とかだと「やってしまうかも。。」と思った事故例が、「暑い日に部屋を冷やそうと、液体窒素をばらまく」です。私達がふだん吸っている空気は8割が窒素です。なので液体窒素をばら…

食塩からマイクロプラスチック

水道水からマイクロプラスチックが出たとの報告が話題になりましたが、原典は下記です。Anthropogenic contamination of tap water, beer, and sea salt 水道水の危険性についてはこのブログで何度か指摘しているところですが、上記論文は水道水だけでなく、…

ソーラー発電やプラスチックリサイクルは全くエコではない

ダムに頼らず太陽光発電にする、使用したプラスチックをリサイクルする。。どちらも環境によいとのイメージを持つ人が大多数ですが、現実はむしろ逆です。このブログで「メガソーラー」で検索いただくと、貴重な自然が残る森林が伐採され、水が土壌に浸透せ…

ネオニコチノイド使用量と子供の精神・行動障害の増加曲線が極似

環境省では10万組の子どもとその両親が参加する、エコチル調査と呼ばれる大規模な疫学調査を2011年から実施しています。下の写真はこの調査の実施が決定される前に、環境省が必要性の説明としてホームページで公開していた資料の一部です(今はリンク切れで…

蜂蜜はなぜ固まる?

私の蜂蜜好きは海外の友人に知られていて、世界の蜂蜜をお土産で頂いています。その中でロシアの原生林産のと、アイルランドのsoft set honeyが冬になっても固まりません。なぜだろうと、山田養蜂場に就職したOBに尋ねたところ、蜂蜜は花粉を核としてグルコ…

塩素消毒したプールの海外での実態

2月13日記事「池江璃花子選手の白血病と水道水の塩素消毒は無関係と言えるか?」には疑問視するコメントもきましたが、EUではエリート水泳選手の間に消毒副生物が原因と考えられる喘息が広がっています。下記Wikipediaの英語版(「Disinfection by-product」…