化学物質
2000年前後に生まれた修士の学生達に、1970年に水質の環境基準が閣議決定された背景を講義しました。当時は高度経済成長による悪影響が社会問題化していました。「死の海」状態だったのは、四日市だけではありませんでした。 四日市・死の海と闘う (岩波新書…
ネオニコチノイド系殺虫剤の危険性が周知されるにつれ、ネオニコチノイド系ではない、新規の浸透性殺虫剤に置き換わるようになりました。 米作ではネオにチノイド系のジノテフランから、スルホキサフロルに置き換わりが始まっている地域があります。水田にま…
つくば市の髙﨑中学校で、生徒を対象に「断熱ワークショップ」を開催するそうです。詳細は下記リンクのPDFに書かれています。 https://www.city.tsukuba.lg.jp/material/files/group/177/251024_No111.pdf ウレタンスプレーの吹きつけ体験を30分させるそうで…
生成AIはネット上の知見から見解を出すので、自分のブログについて確認するツールとして便利に利用できます。私のブログ記事をとりあげた記事があったので、「次の記事を読んで正当な主張か議論してください。https://foodnews.hatenadiary.com/entry/2025/1…
環境中の化学物質に関する論文を掲載してきた「Chemosphere」誌は、2023年時のインパクトファクターは8.8で、環境科学分野でトップクラス(Q1)ジャーナルでした。AIによると2024年12月に多数の論文の撤回や研究倫理に関する懸念から、Clarivate社のWeb of S…
無農薬で水稲栽培をしている知人から、「ウチの田んぼではオタマジャクシに足が出ている」と言われ、慌てて採集に行きました。畦は草ボウボウです。 その畦を歩くと、数年前まで西大通りの西側の田んぼで見られたように、シッボがまだ残る小さなアマガエルが…
5月25日に自宅西側の水田でアマガエルがヨルガエル化していることを確認しました。今日のお昼は東側の花室川沿いにある水田に確認に行きました。以前に晴天の夜にアマガエルが大合唱しているのを確認しています。今日はしっかり雨が降っていたのに、1匹も鳴…
昨年は新しく生まれたアマガエルが飛び跳ねる姿が全く見られなかった水田で、そもそもオタマジャクシがいるのか確認に行きました。いるにはいましたが、写真に映った範囲(起点の道路から上方の畦まで)を歩いて見えたオタマジャクシは10個体程度でした。ウ…
5月9日から始まったニホンミツバチの大量死は、12日にようやく収まりました。大量死前の巣板はこんな感じでした。 5月14日早朝はこんな感じです。死亡個体を補うように新しい個体が生まれていたようで、大打撃にならずに済みました。 安心したのも束の間、そ…
日本人の主食とされる米の高騰、しばらくはこの水準でとどまりそうです。 小学2年生の時に田植え時にまかれた農薬で魚が浮き、見渡す限りの水田が死んだ魚の白い腹で埋めつくされました。登校時に見たこの光景が脳に焼き付いてしまい、徐々に米を食べる量が…
下記の図は、ウィキペディアの「水銀中毒」に掲載されているものです。ツナ缶を食べるのは週2,3回にとどめるよう勧めています。 日本でも妊婦によるマグロの摂取は、1回80gとして週1回にとどめるよう厚労省が勧告しています。下記のリンクで「2.妊婦への…
本日の参議院予算委員会で石破総理は、「農業水利施設では漏水などの突発事故が多くなっている。再来年度からの国土強じん化実施中期計画をことし6月をめどに策定することにしており、農業水利施設の老朽化対策も盛り込むべく検討を加速していく。」と発言し…
ネオニコチノイド系殺虫剤が田畑にまかれて粒子に吸着するとは考える人がいても、それが溶けて雨にも検出限界以上に含まれると考える人はあまりいないだろうと思って、博士課程の学生さんの課題にしました。昨年8月に国際誌に投稿したところ、短報にしろとの…
ネオニコチノイド系殺虫剤は、日本では主食である米に大量に使われています。中国でもネオニコは大量に使われています。これが中国の研究者の間では問題視されているようで、国際誌論文(=世界中の研究者が読む国際的な学術雑誌に掲載される研究論文)で環…
米の高騰がニュースで取り沙汰されています。7歳の時(1967年)に住んでいた大阪府で、見渡す限り田植え後の農薬で死んだ魚の腹で白く埋まった光景を見てから米を食べれなくなったので、私には全く影響がありません。その後も水田に多量の農薬が使われてい…
トランプ氏がプラスチック製ストローへの回帰を指示する大統領令に署名したと報道されています。 上記記事で書かれている「紙ストローにはPFASが含まれている」は、ホワイトハウスのホームページでも、プラスチック回帰を指示した理由のひとつとしています。…
2月3日付「Nature Medicine」に掲載された研究で、マイクロプラスチック(径5mm以下)とナノプラスチック(径1μm以下)が、人間の肝臓や腎臓よりも高い濃度で脳に蓄積されると報告しています。 上記のナショナルジオグラフィック記事は1ページで、脳にも侵入…
日本では消費量が減少し続けている日本酒ですが、海外では人気が高まっているそうで、昨年末に「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録決定されたことから、輸出のさらなる増加が期待されています。 注意が必要なのは、評価されたのは「伝統的酒造り…
世界各国がどの農薬を禁止しているかPesticide Action Network (PAN) がまとめたリストが公表されていました。 PAN International Consolidated List of Banned Pesticides | PAN International 120を超える国が禁止している農薬の中で、日本はエチレンオキ…
久しぶりに英語版Xのアカウントを開いたら、2022年7月25日にリツイートした記事に「このポストは、センシティブな内容を含むポストとしてXによりラベル付けされています。」と表示されていました。投稿したときにはそのような表示は無かったのですが。。 「…
無料AIによる英文メールの和訳比較です。共通して「infiltration」の訳に手こずっています。おそらくですが、「国際的な保全団体に農薬業界の影響が及んだ結果、その活動は保全には役立たない宣伝に堕した。」という意味だと思います。 It is unfortunate th…
10月25日付けで公開されたScience最新号に、Gandara他による「環境中での濃度における様々な農薬による昆虫に対する致死未満の影響(Pervasive sublethal effects of agrochemicals on insects at environmentally relevant concentrations)」が掲載されて…
国立環境研究所が全国175地点からサンプルを得て、ニホンミツバチのネオニコチノイド曝露状況を明らかにしました。 土地利用の割合と各農薬の「検出有無」との関係を解析した結果、農地(特に水田・果樹園)、および都市域で農薬が検出される確率が相対的に…
秋田市が8月15日と27日に水道水のネオニコチノイドを検査した結果を発表しました。 ネオニコチノイドの中でもジノテフランだけ測ったそうです。定量下限が3000ng/Lって、いったいどんな業者に発注したのでしょう?これではEUの飲用水基準値である100ng/L未満…
夕方に犬の散歩をしていたら、自宅近くの街路樹に写真の通告が掲示されていました。 明後日に殺虫剤を散布するようです。「殺虫剤」だと苦情が来ると思って「消毒」という単語を使ったのだと思いますが、毛虫の駆除なのですから殺虫剤でしょう。7月24日にニ…
一昨日紹介した、唯一、虫害に遭っていないように見えた黄桃を、本日収穫しました。 食われているように見えましたが、 洗うと無傷でした!甘い香りも漂ってきます。 袋の中に1個体だけアリがいました。汚れていたのはこれの糞だったのでしょう。虫食い被害…
水道水質の担当省が厚労省から環境省に代わって、農薬の目標値がどこで公開されているのか分からなくなりました。水道水のネオニコを研究していた修論生に目標値の出典を聞かれても回答できないまま修論提出締切日が過ぎ、最終提出までには出典を探さなけれ…
もうすぐ田んぼにネオニコチノイドが空中散布されます。東北の某地域では、稲の開花から1週間後にジノテフラン、それから10日あけてスルホキサフロルを空中散布するそうです。これはカメムシを標的にした斑点米対策なので、ウンカ対策でもネオニコをまく西日…
先週は「第3回環境化学物質合同大会」に参加していました。最も衝撃だったのはネオニコチノイドに関するポスター発表で、一般には自然豊富で空気がきれいと思われがちな山間部で、8月の降水中のチアクロプリド濃度が600ng/L、河川水が4500ng/Lとなっていま…
有機フッ素化合物(PFAS)が水道水に混入していると問題になっています。 上記リンクの最初に出てくる図にある製品は、家庭内で身近に使われているものばかりです。某学会で、こういった製品から発生する有機フッ素化合物がハウスダストとしてかなりの量が存…