昨年の大河ドラマ「篤姫」では篤姫の夫も病気で早死に、次の将軍はさらに若く17歳で病死。何でこんなにあっさり亡くなるのだろうと、不思議に思っていました。それで目にとまったのがファンケルの広報誌にあった「沖縄・世界一長寿の謎」というエッセイの一節。
ご先祖の供養が仕事のような将軍は「精進料理」の日が多くて、タンパク質・脂質の少ない食事だったそうです。だから歴代将軍は皆短命で、うち3人は脚気で死亡したそうです。
明治以前の日本は将軍ならずとも肉食禁忌、国民全体が多かれ少なかれ「ベジタリアン」だったわけですが、その頃(明治13年)の日本人の平均寿命は男36歳、女38歳。しかし明治4年までは琉球王国で、肉食禁忌がなかった沖縄の人たちは、これよりもっと寿命が長かったそうです。
裏を取ったわけではありませんが、いかにももっともらしい説明だと思いました。