以前、「1番だけが知っている」というテレビ番組でさかなクンが、ハナイカというイカが二足歩行で抜き足差し足獲物に近寄り、近づくや隠していた足で獲物をサッと絡め取るシーンを紹介していました。
イカの場合は足というか腕というか、それらしい器官がどのイカにもあるので「ふ〜ん」と思った程度でしたが、今回の動画は、ある特定のエイの鰭がまるで足のように変化していて驚きました。下記Natureのリンクで上から2つ目の画像がその動画です。
https://www.nature.com/articles/d41586-018-01700-3
これは単なる偶然ではなく、このエイの神経細胞の遺伝子には、哺乳類が四肢を曲げ伸ばしする筋肉を制御するのと同じ神経細胞があるそうです。二足歩行のポテンシャルは軟骨魚類がデボン紀に発生した頃からあったということでしょうか。
事実は小説より奇なりと言いますが、科学は時々、想像を絶する事実を見せてくれます。