橋の下での雨宿りは危険

12月8日は大阪で行われた河川環境管理財団の研究発表会で講演しました。他の先生方のお話からいろいろ勉強できたのですが、特に学生さんにも周知したいと思ったのが、藤田一郎先生による都賀川水難事故の報告でした。
ゲリラ豪雨による突然の水位上昇で、市民・学童5名の命が失われたこの事故、雨が降り始めたのは14:36分、事故現場で水位上昇が始まったのが14:42分です。上昇というのはジワジワ起こったのではなく、まるで津波のように押し寄せてきた様子がモニタリングカメラ画像で復元されていました。
下記URLに詳細の報告がありますので、河川を調査している学生さんは、必ず一読してください。
この事故を受けて神戸市では、橋の下に「橋の下で雨宿りをせず、ただちに川岸から離れて下さい」という趣旨の看板をつけるようになったそうです。
http://www.research.kobe-u.ac.jp/eng-c5labo/TogaRiver/2008togariver_final.pdf