ブラッドパッチを複数回受けても脳脊髄液減少症の症状が緩和されない方を対象に、アミノサプリを2ヶ月間服用いただきました。その結果、約半数の方が症状の緩和を感じておられました。
残りの半数の方にはなぜ効果がなかったのか。大谷先生が提案された仮説の検証に向けて、次のプロジェクトを始めつつあります。これまでにご協力いただいた患者様に今回のプロジェクトへのご協力をメールでお願いしているのですが、近況として「さらに回復した」、「来月復職します」等、とても嬉しいお返事を頂きました。
一方で、「効果は確かにあるのだけれど、経済的な理由で続けられない」というお返事もありました。この後遺症の方は仕事を続けられない方が多く、経済的に苦しいのです。その上、厚生労働省が保険適用を認めていないので、治療がとても高額になります。
今年の4月に長妻厚労相は、ブラッドパッチの次期診療報酬改定での保険適用に前向きな姿勢を示したと報道されていますが、一刻も早く適用を認めて頂ければと思います。そうなれば、治療薬としてのアミノサプリの研究や、経済的に苦しい患者様でも入手できる道が開けてくると思うのです。
