日経サイエンス3月号66頁には、アシナガバチの1種の顔が8枚並んでいます。ハチの顔なんてみんな同じと思っていたのですが、実にバラエティに富んでいて驚きました。
このアシナガバチは顔認識することが分かっている種類なのですが、普段顔認識しないミツバチを訓練したところ、人間の顔を識別できるようになったそうです。しかも訓練した写真と別のアングルで撮った写真を初めて見ても識別できたそうです。
一番面白かったのはこの記事の締めくくり。「同じ顔を別の角度から見ても識別できるシステムの実現は難しいとされるが、霊長類より遙かに小さい脳のハチが、この複雑な問題の処理に用いている秘訣を解明できれば、高性能の顔認識ソフトウェアを作れるはずだ。」
私もこういう発想がすんなりでてくるよう、心がけないと。