ウッズホールが資金難

海洋生物の専門家なら大部分の方が知っている、ウッズホール海洋生物学研究所(MBL)。一度は行ってみたいと、Brian Fry博士がおられた頃に訪問したことがあります。
そのMBLが、資金難からシカゴ大学と提携したと、日経サイエンス1月号に書かれていました。今後MBLが独立性を維持できるのかは不明のようです。
NIHの財政難から新規研究補助金が大幅に削減され、MBLだけでなく、小規模な研究所はどこも深刻な財政難になっているとのことです。
実はアメリカよりも財政難の日本、明日にでもアメリカ以上に基礎科学への助成がなくなってもおかしくない状況だと思います。定年まで約10年間、政府の助成以外にも一定の研究費を確保する方策を考えておかねばと思いました。