辰巳用水

昨日は水環境学会金沢大会の見学で、辰巳用水を見てきました。1632年に完成。下記は犀川の取水口です。今ではダムができているほど上流にあります。

金沢市街に近いところまでは、岩をくりぬいて流しています。一定間隔で横穴を掘り、そこから水路部分をくりぬくことで、わずか1年で完成させました。

取水口からなるべく高さを保って市街地まで持って来ているので、兼六園金沢城付近で一度低くなっても、サイフォンの原理で上方に通すことができます。下の写真は兼六園にある噴水で日本最古らしいですが、こんなことができるのも、辰巳用水が高さを保って流れて来ているからです。

江戸時代の土木技術はすごいと、またもや思ったことでした。