「金持ち父さん」にとってドナルド・トランプはヒーロー?

今から16年前にベストセラーになった翻訳本があります。
「金持ち父さん 貧乏父さん」
私にとっては特に目新しいことはあまりなかったので、二度と読み返さない本の棚に入っていました。
宍道湖の研究では30年間関わって来たことで見えてきたことが結構あるので、環境研究は高齢まで続けることが老害にはならないらしいと思うようになりました。でも定年は厳としてあるので、定年後に備えて自分の研究所を作ろうと、10年前くらいから主に投信などで蓄財してきました。しかし最近は投信に偏るのは危険と感じて不動産にも目配りするようになったのですが、不動産投資関係のサイトや本ではこの本を推薦するものが多く、しぶしぶ再度読んでみました。
で、発見したのが、著者にとってドナルド・トランプは財界ヒーローのトップであることでした。本書262ページにこんな文章があります。
「私にはそのほかに、ドナルド・トランプウォーレン・バフェット、ピーター・リンチ、ジョージ・ソロス、ジム・ロジャーズといった財界のヒーローがいる。」
さらにこの著者は、公的年金とか労働組合にはかなり否定的な見解を書いていました。その点では共和党寄りの考え方と言えそうです。
昨日の最後のテレビ討論会でヒラリーに負けたと報じられているトランプですが、アメリカでもミリオンセラーになったこの本の著者がトランプに心酔していた共和党マインド人間ということを考えると、大統領選は意外と混戦、下手したらトランプが勝つ展開になるのかもしれないと思ったりしました。

金持ち父さん貧乏父さん

金持ち父さん貧乏父さん