健診には体力が必要

昨日は人間ドックでした。胃部検診は通常バリウム、3年に1度程度は胃カメラにすることにして、今年は前回から3年経っていたので胃カメラにしました。バリウムと違って目の前に自分の消化管の中を見ることができ、ちょっと腫れているところも「これは良性」とその場で説明してもらえるので安心です。私が受けている検診所は、他の検査結果(肺のレントゲンとか血液検査とか)もその日のうちに結果がでて、画像や数値を医師から見せてもらいながら解説してもらえるので、不明点をその場で質問できます。ありがたいことに今年も再検査を要する項目はありませんでした。
ただし、口からよりは負担が少ないとされる鼻からの胃カメラでも、私にはかなり苦痛でした。帰宅したときには疲れて1時間くらい何もする気になれず、ぼ~っとしながらテレビを眺めていました。
父親が80歳台後半になってから、年1回のつくば市の集団健診で心臓と大腸が要検査となりました。心臓については1日入院しての再検査で軽い心筋梗塞が見つかったのですが、「この年齢で手術するよりは、何かあっても寿命と思うのがよい。」と言われ、血液さらさら薬で対処しています。大腸については再検査が非常につらかったようで、医師も「今後は定期健診を受けなくてもいいのではと思いますよ。再検査もつらいし、癌が見つかったからといって手術の方が負担でしょうから。」と言われました。以来、父を定期検診に連れていくのはやめて、定期検診にはない緑内障や耳の中の状態、歯科検診に、個別の病院で行ってもらっています。
4年後に定年を迎えたら共済からの健診費一部援助もなくなりますし、どのような健診をどこで受けるか、80歳くらいまでの計画をメリット・デメリット(検査を受けるのに要する体力や苦痛など)を比較して立てることにしようと思いました。

(追伸)
ボ~っと眺めていたのは「科捜研の女」という刑事物でした。何気なくテレビをつけたら質量分析装置がでてきて、科学捜査らしいとそのまま眺めてました。京都府警の科学捜査担当が主役で、脇役も京都府警、犯人も被害者も京都在住者という設定なのに、会話は全て標準語。何これ?と思いました。標準語を話させるのなら、東京を舞台にしてもらいたいものです(大げさに言えば、言語への差別だと思いました)。