M2修論研究の一幕

久しぶりに動かした質量分析計、M2のI君のフィールドデータが何とか揃って、一安心。

昨日の立ち上げはトラブル続きでした。2ヶ月動かしていなかったことで元素分析計のどこかの流路が塞がってしまったらしく、キャリアガスが全く流れない。A社のエンジニアさんに泣きつき、都内から自家用車で駆けつけてもらって、何とか動き出しました。エンジニアさんに、I君は就職してからこの装置を使う可能性が高いとお伝えすると、パーツをばらして構造を解説してくださいました。

元素分析計が無事に立ち上がり、次に質量分析計を立ち上げて水のモニターを試みたら、質量数18よりずれたところでピークを検出。二酸化炭素や窒素のスタンダードガスはずれていないのに、なぜ?と問い合わせるも、エンジニアは誰も社内にいません、出先から連絡させますとのこと。音沙汰が無いまま18時が過ぎ、今回の分析は断念か?と諦めかけたところに、顔見知りのエンジニアさんから電話。水についてはずれても気にしないでいいとのことで、やれやれ。23時過ぎ、水はまだ8Vあるけど、明日までには何とかなりそうと、先に帰ってもらった学生さん達にメール。

そして今朝、若干アルゴンや水のベースが高いけど、スタンダードが合っているから大丈夫と分析開始。今日はトラブルもなく、いつもよりずっと早く22時前に分析終了。I君が早速プロットしてくれたCとNの分布は見れば見るほど面白く、これなら水槽実験こけても、このデータで修論書けそうです。二重に安心。