水を汲む朝

LOICZの科学委員会が行われたのはチェンナイから60kmほど南にあるGRT Temple Bay Hotel http://www.grthotels.com/Home.aspxでした。宿泊客はインド国内からと海外からと半分くらいづつ。そのリゾートホテルから徒歩5分にある村の写真です。インターネットにはアクセスできるし、電気も来ているのですが、水道はここ1カ所らしく、朝7時には女性や子供が水を汲みに来ていました。
この写真の右上で老婆が絵を描いています。

もう少し近くで撮りました。後日、インド人の学生さんに聴いたら、村落では毎朝、安全と感謝のためにこんな絵を描くそうです。昔は米の粉で描いていて、昼過ぎくらいまでに蟻の餌となって消えていたそうです。学生さんは、そんな風に虫にも思いやりをもつインドの村落の生活に憧れているそうです(彼自身は都会育ち)。「自給自足していけるだけの広さの土地を持った農民の生活こそが、今の環境問題の解決法だと思います。人口が集中することが一番いけない。」