排ガスの窒素酸化物を窒素まで還元する技術

経済ニュースで、9月に施行される新たな排ガス規制に対応して、トラックと尿素会社の株が注目、とありました。窒素酸化物を尿素とフィルターで除去するという内容でした。ネットで調べてみると、下記の文書が分かりやすく解説していました。

http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/965/965-11.pdf

「窒素酸化物(NOX)は触媒コンバータ内に吸蔵され、炭化水素(即ちディーゼル燃料)を触媒中に60秒から90秒おきに繰り返し注入することにより、燃料が炭化水素一酸化炭素の微小粒子に分解され、最終的にNOXは単なる窒素に還元される。」
ということです。一方で、最近は排ガス規制に対応してNOXは減ったが、実は形が変わってアンモニアの排出が増えている、と聞いたことがあります。尿素を使った新技術、本当にN2まで還元されるのでしょうか。これにより、森林の窒素飽和にブレーキがかかるのでしょうか。確認しておかないと、と思いました。