合意形成

管政権への内閣不信任案が反対多数で秘訣されましたが、報道されているように鳩山氏との合意内容で早くもごたごたしています。どんな組織でも人の集まりである以上、こういうやり方をする人はいるんだなぁと思います。
ある集団において、自身の目的を達する為には手段を選ばないタイプが3分の1、合理的な議論によって合意を目指すタイプが3分の1,どっちもでよいタイプが3分の1だと、手段を選ばないタイプが議論による合意形成より手っ取り早く物事を進めるのでいかにもやり手に見えてしまい、どっちでもよい3分の1がなびいて、好き放題する構造ができやすいのだと思います。しかし、こういったやり方は一部の人間の判断で物事を動かすので、より大きな視野からは非合理である可能性が高くなります。
そのことが傍目からは明らかでも、強引なタイプの方は自身に疑いを持ちませんから、結果としてなぜそんなばかげたことが、ということが起こってしまうまで止まらないのでしょう。
大学も人の集まりで、また前職場の産総研と違って国際誌を何本通したとか、大きなプロジェクトのリーダーと務めたとか、特許などで業績を評価してそれが号俸や給与に反映するというシステムではないので、よほどしっかりした良識を維持しないと、とんでもない方向に走りやすいかもしれないと思います。