元筑波大学教授の池田先生から下記のご案内をいただきましたので、ご紹介します。
つくば地形教室(津波セミナー)のお知らせ
興味のある方はどなたでもおいでください。参加いただける方は前日までにメールでお知らせいただければ幸いです。
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日 時:2011年7月28日(木)午後6時〜8時(5時半開場)
(お弁当などを持って早めに来ていただければ、夕食を食べながら講演を聴けます。飲み物いろいろあります。)
会 場:池田 宏宅(夢空間)
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1.牧野泰彦(茨城大 教育学部)
「大洗サンビーチにおける津波による堆積作用」
地震による津波は,大洗サンビーチにおいても大きな被害を与えた.大洗港の浸水深は4.1mで,大洗サンビーチでは高さ4m 位(?)の段波が襲来した.茨城県沿岸域は,現在,大部分侵食状況にあるが,この浜は砂の堆積が進み,浜が前進している.そのために,海浜が岸沖方向で約400mと広く,建造物がほとんどないために堆積作用に関わる情報が多数残されている.さまざまな情報から押し波と引き波の状況について考えてみたい.
2.岡崎浩子・大木淳一(千葉県立中央博物館)
「千葉県九十九里海岸の津波による海浜変化」
九十九里海岸は長さ約60kmのゆるく弓なりの形状を示す直線海岸である.ここでは2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震の津波(銚子気象台潮位記録2m40cm)による津波堆積物の堆積と顕著な海浜地形変化がみられた.津波による地形変化は九十九里海岸中央の真亀川より北にいくほど大きく,また,海岸の近年の堆積および侵食の状態,人工改変によって異なる.本報告では九十九里町〜旭市までの北部11地点(3月20,30日)における観察結果を報告する.
3.池田 宏(つくば地形教室)
「仙台周辺の津波被災地を見て考えたこと」
1)冠水によるアスファルト舗装の破壊
2)津波による落堀からの堆積物
3)防潮堤が津波を高める?
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池田 宏 〒305−0051 つくば市 二の宮 2−16−2
E-mail:tsrfh511アットybb.ne.jp