エントリーシートにかける時間は40時間以上

産経新聞の調査によると、1社のエントリーシートにかける時間は、「最も志望度が高い企業」で平均4.8時間。最も志望度が低い企業でさえ平均1.7時間だそうです。
また、1人当たりのエントリーシート提出数は平均約20社ということなので、一人当たり少なくとも約40時間はエントリーシートに費やしていることになります。1日8時間かかりきりになったとしても5日要するわけですから、相当な労力ですね。
これに対して企業側は約半数がエントリーシートでは選考せず、選考する企業の中でも約7割は1枚当たり5分未満で合否判断するそうです。だからと言ってエントリーシートを書かないわけには行かないのですから、学生さんにはやってられないデータですね(以上のデータは本日4月13日産経新聞朝刊から)。

逆求人型就活に徹した息子は、4社のうち3社から内定がでて、あっという間に就活が終わったようです。息子の売りはロボコン全国大会出場と趣味でやってるプログラミングで、大学で学んだことはほとんど売りになっていないようでした。
私自身も就活というものはやったことがなく、環境問題解決に貢献したいと研究していたらズルズル博士まで進学してしまい、当時は地学出身で生物も扱っている研究者がかなり少なかったことから、学位さえとれば就職内定と言われ、博士課程5年目で学位論文を書いて就職しました。

分野や時代、運不運もあると思いますが、大学は高校までと違って自分が学びたいことを選択できるのですから、有名大学だからとか、就職に有利だからとかではなく、やりたいことをできそうなところという観点から選ぶといいのかなと思いました。息子が進学した大学も、そういう観点から息子と担任教員に提案し、通っていた高校からの初めての進学者が息子となりました(大好きなロボコンに息子が出場してほしいという親のエゴ、という見解もありますが。。)。