伝わらない時は学生が頼り

2月15日のブログで手賀沼のヨシ原を紹介しました。実は「これは危ないかも。」と思い、管理者の千葉県の河川環境課に複数の方から現状認識を問い合わせてもらったのですが、音沙汰がありませんでした。仕方なく再度催促してもらって得られた回答が「計画湖岸高はYP+4.5mと想定しており、治水への直接的な影響はないと考えられる。」でした。
はぁ?と思ってOBの○君に電話し、「ネットで手賀沼の西側のヨシ帯見てくれる?」とお願い。「これはひどいですね。既に一部は○○してるように見えます。」
現在の所属先で昨年の九州北部豪雨の被災地調査をしていた○君はすぐに、私が何を危惧しているのか分かったようです。
「千葉県の土木の人の回答って、こんなだったんだよ。」「それは困りますね。これだと○○にも被害が及ぶかもしれませんよ。」「そう思うよね、フツ〜。どうしよう?」
で、○君がどの程度危ないか調べてくれることになりました。いよいよ危ない可能性が高いとなったら、論文にしてくれるそうです。
本当は千葉県が確認して回答してくれることだと思うのですけど、私の講義を受けてないと、その場が10年後にどうなるから今からどうすべきか、リアルに想像できないのかもしれません。頼れるのは私の講義を受けた学生だけのようです。