石になった本を読む

英語に慣れるために通勤時に聞いている「60 minutes」で、驚くべき内容が語られていました。
ベスビオス火山の噴火でポンペイが消滅したAD79年、近くにあったHerculaneumという街も同時に消滅したそうです。1700年代にその街が発掘されたとき、当時の図書館から1800本の巻物が発見されました。火砕流に覆われてしまった巻物は当然ながら石化していて、そのままでは読むことはできませんが、おそらく世界で初めてキリストに言及した文章もあるはずと、長らく注目されてきたそうです。
そして最近になって、シンクロトロンを使って石化した巻物の文字を解読する試みが為されつつあるそうです。シンクロトロンって加速器でしょ?加速器でどうやって読むの?と思ってホームページを見たのですが、詳細は書かれていませんでした。
https://www.cbsnews.com/news/herculaneum-scrolls-can-technology-unravel-the-secrets-sealed-by-mt-vesuvius-2000-years-ago/
上記リンクには石化した巻物の写真がありました。こんな状態で中の文字を読めるようになるなんて、本当に技術の発展ってスゴイ。こんな話を聞くと、今はとても解決できないと諦めているテーマもいつかは解決できるかもしれないので、才能の無い私はひたすら長生きして技術の進歩を待とうと、改めて思いました。
私は今年で58歳になりますが、40年前に東大に入学した頃は、簡単な四則計算をパンチカードを打ってフォートランのプログラムを大型計算機に読み込ませて計算させてました。グラフをプリンターで書かせるなんて想像さえできない時代でした。ですので、40年後の98歳で迎える社会は、現在想像さえできないことが可能になっているはずです。
(追伸)
本日10時から、つくばマラソンの在住者先行エントリーが始まり、先ほど無事エントリーを済ませました。近年のマラソンブームのおかげで、先行エントリーがないと人気大会のエントリーはとてもシビアです。つくば市に住んでいると、つくばマラソン以外にも「かすみがうらマラソン」に茨城県民先行エントリーができます。なおかつ私の場合は職場が柏市にあるので、手賀沼ラソンの市民参加枠先行エントリーも使えて、すごっくお得な気分です。