走りやすい街、つくば

コースが平坦で季節もよいことから、よいタイムが狙えると人気のつくばマラソン。主催はつくば市筑波大学・茨城陸上競技会・読売新聞です。国立大学が主催する公認フルマラソンって、日本ではここだけではないでしょうか。
その筑波大学はとても開放的な大学で、どの門にも守衛などはおらず、構内は誰でも利用できるジョギングコースになっています。

上の看板の解説からも、多くの人にジョギングを楽しんでもらいたいという思いを感じます。
Aコース:1周5.3kmのつくばを代表するジョギングコース。つくばマラソン大会の公認コースです。(信号4ヶ所)
Bコース:1周3.8kmの初中級者向きのコース。(信号2ヶ所)
(中略)
For Bdginner
1)慣れるまでは週に2〜3回にしましょう。
2)最初は20分(3km)程度を目標に走りましょう。
3)話ができるゆっくりしたスピードで。(早歩き程度)
写真の「3km」(上から2番目の青い長方形)と書かれた右側にトラックの形をした所があります。これは知る人ぞ知るのクロスカントリーコースです。ウッドチップが敷き詰めてあり、適度に坂があり、木陰もあってとても気持ちよいコースです。

大学もさることながら、つくば市、特に今の市長のつくばマラソンにかける思いは並々ならぬものがあります。7月のつくば市広報には、市長の公約が1年でどれくらい達成されたかを掲載していましたが、公約のひとつ「誇れるまち 『一緒に住まない?』と誘いたくなるつくば」の細目のひとつが「ランナーに愛されるまちを目指し、まちなかのンランニングコースやトレイルランイングコースの整備、市民参加によるランニング講座やイベントを積極的に開催」。もちろん達成度評価はAでした。
そして市長は今年のつくばマラソンにエントリーして、制限時間内での完走を目指すそうです。
以前から、つくばは女性研究者にとっては理想的な街と紹介してきましたが、加えてジョギングも楽しみたい女性研究者の選択肢は、つくばしかないような気がします。