ワカメは褐藻

私の水圏環境学の講義では、水中の光環境を解説する回で、緑藻・紅藻・褐藻について知ってる種類を答えてもらっています。
毎年のように「緑藻、何か知ってる?」「え〜と、ワカメ?」「違います、ワカメは褐藻です!」が繰り返されるのですが、今夜のNHK「ガッテン!」を見ていれば、ワカメが褐藻であることがガッテンできたと思います。京都の和食店で生ワカメを塩でもむシーンがありましたが、完全な褐色でしたね。
私自身は、海の中の天然ワカメ群落の映像を初めて見て、あんなに大きいのかと驚きました。昆布並でした。
そう言えば昆布も褐藻ですし、サンゴ礁の海でよくみるホンダワラの仲間も結構長くいのですが、褐藻です。一方で緑藻はアオサとかHalimedaとか、思いつく限り、あまり大きくならないものばかりです。紅藻も褐藻ほど長くなるタイプは見たことがありません。
「ガッテン!」ではワカメにはアルギニンが多く含まれていて、波あたりが強いところで長い体なのに切れずにすむのはアルギニンのおかげと解説していました。もしかしたら褐藻類はワカメだけでなくアルギニンが多く、緑藻・紅藻は相対的に少ない為に褐藻ほど長くなれない(長いと強い波で切れやすい)ということかなと思いました。
時間ができ次第、まずは緑藻・紅藻に長いのがいるか調べてみようと思います。