実がなるヒガンバナ(近年、中国から輸入されたヒガンバナ)の今年の開花は、早いもので8月25日でした。その後も断続的に咲き続けています。
一方で、お彼岸に咲く従来のヒガンバナは、2017年は1週間早い9月14日に開花し、昨年はロシアに行っていて観察し損ねました。今年はどうかと9月になってから毎日観察していますが、まだ開花しません。下の写真が本日の様子なので、開花は明日か明後日になりそうです。
昨日のジョギングの会で聞いたところ、他にも「今年はまだヒガンバナが咲かない」と言っている方がいたそうです。どうやら、つくばの従来型ヒガンバナの開花は全体に遅れているようです。
毎年定点観察しているこのヒガンバナは、過去2012年だけ、10月5日に開花しました。それに比べれば今回は誤差のうちですが、種をつけるタイプの輸入ヒガンバナがまだ咲いているので、混雑してしまうのではと気がかりです。
ヒガンバナはもともとは外来種とは言え、お彼岸にあぜ道などで咲きそろう光景は世代によっては原風景だったと思います。安易な輸入でヒガンバナがお彼岸に咲かなくなってしまうのは、大変、残念なことです。
(追伸)
9月26日12:30現在、20時間前に投稿されたツイートが下記です。全国的におヒガンバナの開花が遅いようです。
#霞ヶ浦 今年は彼岸花の開花が全国的に遅いようです。
— 国土交通省 霞ヶ浦河川事務所 (@mlit_kasumi) September 25, 2019
北利根川の堤防に彼岸花が花を咲かせ始めました。「葉見ず、花見ず」と言われ、花が咲く頃には葉はついていません。花が終わった後に葉が出てきます。地域ごとに多くの通称で呼ばれているそうです。 pic.twitter.com/BG0WjLjX7d