ロシアが2022年2月24日にウクライナに侵攻、欧米は72時間でキーウは陥落すると、ゼレンスキー大統領に脱出用のヘリコプターを準備していたそうです。しかしウクライナは1年4ヶ月以上持ちこたえているどころか、反転攻勢に出ています。
日露戦争は1904年2月に始まり、1905年9月に日本の勝利で終わりました。NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」では、日露戦争が詳しく描かれています。
当時の欧米も開戦当初、日本が勝つなどとは思っていなかったことでしょう。
ロシアでは開戦から約1年後の1905年1月に「血の日曜日事件」が発生、各地でストライキが起こり、6月には映画にもなった「戦艦ポチョムキンの反乱」が起こりました。しかし敗戦後もニコライ2世の統治は続き、彼が革命によって退位したのは1917年3月でした。
「プリゴジンの乱」報道直後は「戦艦ポチョムキンの反乱」になるかと期待したのですが、すぐに「そんな感じじゃなさそう。」と気づきました。
「血の日曜日事件」も「戦艦ポチョムキンの反乱」もないプーチン政権下のロシアにウクライナが勝利するのは、日露戦争以上の奇跡・偶然が必要なのかもしれません。定年までにもう一度バイカル湖に行くのは無理にしても、せめて元気な間に行って、一緒に調査した若者達に会いたいと思っていたのですが。