そして次が始まる。。。

修士論文の提出がおわり、一息つく間もなく現修士1年の1年後の締め切りに向け、質量分析の指導を始めました。
秋に採取した植物や動物の食物連鎖を調べるために、炭素・窒素安定同位体比を質量分析計を使って分析します。質量分析は前日に立ち上げて翌日分析と連続して2日必要なので、ゼミやら講義やらが重なり、学期中は分析できませんでした。
新年度が始まるまでの今がチャンスなのですが、私は年度末のこの時期、入試やら委員会やらの予定が目白押し、そして学生さんには就職活動の説明会や面接が重なって、日程調整が大変です。
とは言え、マスのサンプラーがけなげに動く音を聞きながら、出てきた結果に「へえ!」と驚く瞬間は、やっぱり最高。駅まで送る道すがら「ホモジナイズのしやすさで、脂肪の有無が分かりそうですね。ライギョはなかなかだったけど、ウシガエルの脛はあっという間でした」なんて感想を聞くのも楽しいし。教員になったからには講義とか修論の添削とかは避けて通れないとはいえ、知的好奇心豊富なメンバーと共に取り組むフィールドワークや実験が、私にとっては一番です。