化石アトラス

先カンブリアから第四紀まで、地質標本館所蔵の化石標本から120点あまりを選び,それらの写真を時代順に配列したA1判のポスターです。
百聞は一見に如かずと言われます。私たちが慣れ親しんでいるこの地球の生物相も、45億年の地球史の中ではほんのわずかであること、大部分の時代には、今とは全然違った世界が広がっていたことが(そして実は今でも地球の本当の主はバクテリアの仲間で、地球が温暖化しようが核戦争が起ころうが、彼らは最後までこの地球の主であり続けるのであることも)、眺めているだけで伝わってくるような気がします。
ちなみに私は大学に移る前は地質調査所(現、産総研)にいたのですが、やりきれなくなったときには地質標本館に行って、これらの化石を眺めていました。これらの化石の子供の子供のまた子供の。。。と時を超えて命が受け継がれているから今の命があるわけで、何があっても今生きてここにたっている、それこそが奇跡だと思います。

正誤表は下記から
http://www.gsj.jp/GDB/openfile/files/no0492/