タマゾン川

「タマゾン川って知ってますか?」
昨日の講演会の懇親会でのことです。飼育していた熱帯魚が多摩川に放流され、水温が高い下水処理水排水口付近で越冬して、今ではアマゾン川のような魚類相になっているのだそうです。それで「タマゾン川」。
私は博士課程の数年間、多摩川近くに住んでいました。汽水の動物を扱っていたので、実験に使うゴカイを掘りに行ったことも何度かあります。その多摩川がアマゾン化?
ネットで調べてみると、確かに、こんな記事がありました。
グッピーエンゼルフィッシュ、アロワナ、ピラニア、ガーパイク。いずれも5年ほど前から「多摩川で釣れた」と、漁協に報告が入った外来魚で、中には1メートルを超す魚もおり、その数約150種類。勝手に放流されたペットたちだ。同市付近の多摩川は、約60%が下水処理水といわれ、熱帯魚も水温が高い排水口近くで越冬。放置すると、外来魚は在来種のエサである昆虫や藻を食べ尽くし、アユやフナも食べてしまう。」
驚きですね。実態調査などされているのか、気になるところです。されてなかったら、来年度進学生の課題候補です。