aicezukiは受験生ではないかも

京都大学などの入試問題が試験時間中にインターネット上の「ヤフー知恵袋」に投稿された事件、息子の友人が京大を受けていて、昨夜遊びに来たので監督の様子を尋ねたところ、「携帯で問題を写すなんて考えられない。前からも後ろからも監督者が見ていたから」とのことでした。やっぱりなぁ、と思いました。
私が監督していたときも、学生の手の動きを見ていましたし、もちろん机上に携帯電話を置くなどさせませんでした。
ただし気になったのは許可範疇にあったデジタル式腕時計、置き時計、大きめの「これは目薬です」と言われたパッケージでした。
韓国では入試問題漏洩事件以降、携帯電話に目を光らせているとのNHKニュースの解説でしたが、この日本という国においては、そんなあからさまな手段ではないような気がします。たとえば入試開始とともにストップウオッチ機能をオンにした受験生がいました。これが撮影だったとしたら、気づくのは相当困難です。
また携帯から投稿したのが試験会場にいた受験生と同一ではないように思います。もしそうだとしたら、回答が届くたびに不審な動きをしていたはずで、かなり目立ちます。
想像の域を出ませんが、私はおそらく、小さい画像送受信機を受験生が持っていて、試験会場の近くにaicezuki君がいたのだと思います。画像を受け取ったaicezuki君が携帯からYahoo知恵袋に送信、回答が返ってきたらそれを画像にして、試験会場にいる受験生に送る。受験生は試験監督に怪しまれない行動(腕時計を見るのが一番怪しまれない)を模して、画像を見る。数学であれば流れがあっていれば部分点がつくので、流れを一瞬見るだけでもかなりの得点アップにつながります。
冒頭で目薬のパッケージが怪しいと思ったと書いたのは、目薬を差す行為に見せかけて、手を動かすことができるからです。
ニュースでみていると、受験生が携帯電話で直接送信したとの仮定で対策が検討されているようですが、他の可能性も多少は考えてもよいのではと思いました。