帰国してあけたメールの中に、下記のワークショップのお誘いがありました。
「ICSU(世界科学会議)傘下の地球環境研究プログラムであるIGBP、IHDP、DIVERSITAS にWCRP の一部も加えた大連合が模索されるなど、国際的な地球環境研究の枠組みが大きく変わろうとしています。研究者だけではなく、 Belmont Forum という各国の研究支援機関の集合体が積極的にこうした動きを主導して、今後10 年、20 年の研究の方向性を定めようとしています。日本からも、文部科学省、科学技術振興機構(JST)やAPN などがBelmont Forum に参加しています。
Belmont Forum では、coastal vulnerability とfreshwater security を優先課題として設定し、それぞれの具体的な研究テーマを設定するワークショップが10 月下旬から11 月初めにかけて開催される予定です。本ワークショップは、それに先駆けて、今後10 年、20 年の「沿岸域の脆弱性」や「淡水の安全保障」に関わる地球環境学的研究の方向はいかにあるべきか、日本がBelmont Forum でどのように国際的な研究の枠組みや研究テーマを提案していくべきか、について自由に提案、討議しようとするものです。」
昨日まで参加していたLOICZ (Land Ocean Interaction in the Coastal Zone)のSSC(科学委員会)ではまさに、Belmont Forum で優先課題として設定されたcoastal vulnerability にLOICZとしてどう対応するかの議論を、5時間くらいかけて行ったのでした。あまりにタイミングのよいお誘いメールでした。
「これからの地球環境学研究を担わんとする皆様の積極的なご参加をお待ちしております。」ということです。関心のある方には連絡先メルアドをお伝えしますので、ご連絡ください。