あたりまえ

知人から紹介してもらった詩です。

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あたりまえ


こんなすばらしいことを
みんなはなぜ喜ばないのでしょう
あたりまえであることを

お父さんがいる お母さんがいる
手が二本あって、足が二本ある
行きたいところへ 自分の足で歩いてゆける
手をのばせば 何でもとれる
音がきこえて声が出せる

こんな幸せあるでしょうか
しかし、だれもそれを喜ばない
あたりまえだと、笑ってすます

食事が食べられる
夜になるとちゃんと眠れ、
そしてまた朝が来る
空気を胸いっぱいに吸える
笑える、泣ける、叫ぶこともできる
走り回れる

みんなあたりまえのこと
こんなすばらしいことを
みんなは決してよろこばない

そのありがたさを知っているのは
それを失くした人たちだけ

なぜでしょう
あたりまえ