参考書2「理系のための研究生活ガイド」

以下は著者からの内容紹介です。

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楽しくなければ成果もあげられない!
運動選手がオリンピック競技に熱中するように、全力を傾けるに値するロマン、それが“研究”なのです。すばらしい業績は、幸せな研究生活の中から生まれてきます。学生時代の成績は目立たなかった私が、今やドライアイの分野では日本の第一人者になれたのも、とことん研究生活を楽しんだから。その体験を若い皆さんと分かち合いたくて書きました。業績を生む“やる気”の育て方と研究を楽しむための心構えから、論文のまとめかた、留学の手続き、研究費の集めかたまで、研究生活のマル秘ノウハウを公開します。

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この本に出会って、研究やっていく上で戦略と広報、そして何より仕事を楽しむことがとても大切であることに気づきました。特に地理学は総合科学ですので、多くの分野の方と楽しくやっていくことが、とても大切になると思います。

研究職に進まない方にも、この本はお勧めです。上記「著者からの内容紹介」の「研究」を他の「仕事」に置き換えてみてください。職業生活が幸せでなければ、これからの人生、長〜い時間がつまらないでしょう?

なんて大仰な話を抜きにして、落ち込んでる時に読むのにも、この本は結構効果アリです。アアゾンの書評にこんな文章がありました。

「著者が楽しんで書いているので、研究が行き詰っているときなどに読むと元気が沸く。そういう意味でも、研究者の必携本。私が最初に持っていたとき、なぜか就職活動をしている友人(文系)の目に留まり、たいそう気に入ってもらえて、結局返してもらう機会を失った(最近買いなおした)。その人は、今は某官公庁に勤めている(事務職)が、そういう人にも元気を与えてくれるという珍しい本。」