招待講演、無事終了

学会3日目の本日9時から、45分間の招待講演でした。直後に休憩が15分設けられていたので、質疑応答を含めて実質1時間近くになりました。下手な英語でも内容は伝わったようで、的を得た質問をたくさんいただきました。
昼食時、「お隣いいですか。」とフランスの若者に声をかけられました。パッシブサンプラーで汽水域中の低濃度化学物質を分析した内容を発表をしていた方で、「ちょうど私も質問したいと思っていたから、喜んで。」と一緒に食事しました。
「実は招待講演を聞きに行きたかったのですけど、自分の発表の練習で精一杯で、行けませんでした。あなたの除草剤論文はいつも机において、自分も化学物質の影響を証明するんだと励みにしています。」とのこと。「ついては差し支えなければ、今朝の講演のPPTをいただけませんか。」と言われ、ちょうど私も彼の講演のPPTがほしいと思っていたので、取り替えっこしました。彼も私も口頭発表の原稿をノートに入れ込んでいて、「英語が下手なものどうし、やることは同じね。」と苦笑しました。
今回の学会では、普段は海底に倒れていて高潮時だけ立ち上がるという、ベニスラグーンの防潮堤プロジェクトを立ち上げたご本人とも直接お話できました。行けばいつでも案内いただけて、工事担当者とも引き合わせてくださるそうです。Aさんによるとチュニジアのラグーンで塩分操作による水質管理をしている方も来ているとのことで、今日明日で彼ともコネクションを作らねば。
招待講演者という立場は、たいていの人に顔を覚えてもらっているという点で、コネクション作りにはとても役立ちます。私を推薦してくれたAさんに感謝!