水圏環境学アンケート結果

本郷で担当している学部3・4年生を対象にした講義について、昨年度のアンケート結果が届きました。
昨年度の改善点として、流動・成層について図を一新して説明しました。結果、難易度は「ちょうどよい」が8割、「ちょっとやさしい・ちょっとむずかしい」がそれぞれ1割でした。進度は「ちょうどよい」が9割で、何年か前まで続いていた「早すぎる」は、なるべくゆっくり話すように心がけることで完全に払拭できたようです。
講義技術は「普通」が1割、「優れている」が6割、「非常に優れている」が3割と、一昨年度よりも「優れている」「非常に優れている」が1割づつ増えました。
授業に対する教員の熱意は「強く感じた」7割、「感じた」3割。授業内容に対する興味は、「大いに持つようになった」が4割で一昨年度より1割減、「持つようになった」が6割で1割増でした。
記載自由のコメントは4件ありました。一言でもあると嬉しいです。
「とてもためになる面白い授業でした。受講してよかったです。」「トピック的に水に関する話題をとりあげていただき、貴重な体験でした。」「ありがとうございました。」「たとえ教科書に誤った事例がのっていたとしても、そこに疑問をもち自ら調べることが当たり前に行えるよう、科学リテラシーを身につける教育が大切であることを(改めて)痛感しました。」
今年度の挑戦は、「ちょっと難しいかな」と思っている「酸化・還元と代謝」について、どう説明したら分かりやすくなるか工夫したいと思います。これが理解できると地球誕生以来の環境に関する見方がかなり変わって、授業への興味も増すと思います。